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2005年09月25日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
“なんだろうこの映画?”と思って行った。 映画の紹介のサイトでは、
レズビアンの主人公が、中国の保守的家族の間でどう自分を切り出していくか、、、という風に書いてあったので、今流行りのゲイに関する映画かあ、
と思っていたら、そうでもなかった。

出来は、"Joy Luck Club" 以上ではないけれど、それと比べられる位の
おかしさとテーマが入っていた内容だと私は思う。

何本か観たインドの映画でも、結婚は女が幸せになる第一条件という習慣があるようだけど、この映画でも、親は娘が、まずは結婚相手を見つけてくれないとほっとできない感じだった。

中国で暮らしていたなら、その辺の結婚事情も、もっとシビアなのだろうけれど、舞台はニューヨークだから、異国の地で、他民族の文化に囲まれながら、いろいろな考え方に出くわすけれど、でもふるさとから持ってきた習慣
は絶対譲れない、というおじいさんの面目を子供達がどう保っていくのか、
その描き方が、おもしろくてほのぼのできる。

主人公の女の子の顔は、“ええ、この子がゲイ?”と思ったけど、映画が進むにつれ、そのキャラクターは良く演じていたと思う。 でも、私のゲイの女性の顔のイメージとはちょっと違うような気がした。

彼女の恋人役の方は、こういうゲイの子は、ありえるよなあ、という顔だったので、この子のおかげで二人はゲイのカップルなんだと思えた。

実際、私のまわりで見る、レズビアンのカップルは、やっぱり一人は完璧にどこか“男性化”した顔つきをしていると思う。 女の子役の方は、ごく普通の感じが多いと思う。 主人公の方が、もう少し、“男性化”した顔つきの役者だったら、より良かったのかも。(Boys don't Cry の Hilary Swank のように) でも、やっぱり、この映画の内容だったら、そのままの
役者で、丁度よいのかもしれない。

あと、再婚に望むお母さん役。 アメリカでは、48歳なんて、新恋人を探すのには十分若い年齢だけれど、きっと中国の常識から考えたら、もう年寄りすぎると考えがちで、その上、父親の面目を保つためにはしたくない結婚にも目を向けなければならない、そんな役どころを英語を一言もしゃべらず
演じきっていた。 このお母さん役の人のほうが、注目されていいかもしれない。

もっと、もっといろんなテーマが織り込まれている。 一見の価値ある映画です。


総合評価 8★★★★★★★★





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最終更新日  2005年09月26日 04時23分20秒
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