2007/02/26(月)19:10
漫画よりもコミカル
初めてバスケットボールを見に行った。
小学生の時分、地元のミニバスチームに所属していて、試合なんて何度もしたことも見たこともあるが、お金を出して観戦するのは初めてであった。
JBLスーパーリーグの東芝対パナソニック戦である。
初のバスケ観戦がこのカードだったのは、会場が家から近かったという以外の理由はない。
家から自転車で行ける範囲でバスケ観戦ができるなんて知らなかった。
偶然に知った時は今シーズンはもうこのカードしかなかったのだ。
どうせなら、漫画(「ファイブ」くさか里樹ビックコミック掲載)である程度知っているアイシン戦が見たかったくらいだ。
現物は知らなくても選手の名前くらいわかっていたほうがとっつきやすい。
が、嬉しい(?)誤算が生じた。
漫画の舞台は今現在ではない。
パナソニックの選手紹介を聞いていると、馴染みのある名前が呼ばれた。
サトウノブナガ
…佐藤信長?!
あのノブだ!
双眼鏡を持っていかなかったことが悔やまれたが。
顔はわからないけれど。
まさしく、漫画と同じ髪型!
ノブだ!
一応地元ということで東芝を応援する気でいたけれど、そんな気はいっきに吹き飛んだ。
スタメンではなかっなけれど。
出場機会には恵まれた。
バスケって結構頻繁にメンバーチェンジするなあと思った。自分のミニバス時代は殆どクウォータ毎のチェンジだった。
佐藤信長の出場で場の空気が変わる。
漫画とはいえその存在を知っているという贔屓目もあるだろうけれど。
泥臭くなるというか。子供っぽくなるというか。
それまでは「大人のバスケはスマートだなぁ」と思って見ていたのが一変。
上手く言えないけど、見ていて面白い!
なんかコミカル。
すっかりノブファンになってしまった…。
プレーオフが掛かっているパナソニックの今後が、自分のせいでとても心配である。
その日の試合はパナソニックが勝ったけれど。
佐藤信長がその場所にいたことを素直に喜んでいいのかはわからない。
彼はアイシンから放出された(請われた移籍かも知れないが、漫画の話の流れからすると…)。それは寂しい。
それでも今はパナソニックで現役を続けている。それは嬉しいこと。
そして、その姿を見られたことは本当に素晴らしいことだった。