『大奥』【おなごはおなごを裏切るものにございますのえ】ひょえ~ヾ(;゜;∇;゜;)ノ゛ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 7代将軍・徳川家継の時代。 まだ幼い家継に変わって、 能役者から側用人に成り上がった美男子 間部(まなべ)が実権を握っていました。 間部は先の将軍・家宣(いえのぶ)の側室で 将軍生母である月光院と恋仲に。 それが先代将軍の正室ながら子がなく 自分より権勢を持つ月光院を目の敵にしている 天英院(てんえいいん)の知るところとなり・・ 大奥史上最大のスキャンダル “絵島生島事件”と場内で起こる禁断の恋を絡め ラブストーリーを強調した愛憎絵巻。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 最初のテレビドラマ版から3年。 昨年シリーズ第3作が作られています。 つまり3度のテレビシリーズを経ての映画化となる訳です。 おいらにとっては、この初の劇場版が 初大奥になりまする。 ううむ。 女ってコワい・・(*_*) なんて思いながら、世の男性陣は観るのでしょうか。 でも、ぶっちゃけこんな生き物ですね(爆) 女性なら共感出来るところは多々あると思います。 特に月光院(井川遥)の恋愛へのハマり方が不格好で でも、誰かを強く好きになるとそうなってしまう なりふり構わず欲の塊になってしまうところが 生々しく描写されていたと思います。 恋愛は綺麗なだけのものじゃないですよねぇ・・。 この物語の主人公である “28才にして恋というものを知らない超ウブな” 大奥総取締の絵島(仲間由紀恵)も 罠だとわかっていても最後には女の本能に逆らえず 敵方が仕掛けた歌舞伎役者・生島新五郎に惹かれてしまうのです。(ま、対する生島も結局絵島に惚れるのですが) でも絵島が他の愛憎でドロドロした女性達と違ったのは 厚い主従関係で結ばれた月光院に裏切られ せつなく悲しい生島との別れをむかえても 最後まで凛とし、 誰を恨む訳でもなく全てを受け入れたことです。 【命にかけても守りたいものがあります】 忠誠を誓った相手と初恋の人。 絵島は月光院を選んだけれど 月光院は自分の愛を選んだ。 両者共にかなりの葛藤はあったにせよ ものすごく好きになった人と すごく信頼している上司(みたいなもんかな?)あるいは仕事 なら、どちらを選ぶか。 うーん難しい~ でも、恋愛にどっぷりハマってる最中なら 前者という女性は多いのでは(?_?) でも、絵島の凛とした美しさからは “あぁ、この人は違うんだろうな” と思わせる説得力がありました。 それは演じた仲間由紀恵さんの力でもあるんでしょうね。 とにかく彼女は美しかった! ずっと見とれてしまいました♪ 今まではあの台詞回しが少し嫌いだったのですが それを越えるビジュアルでらくらくカバーです(なんのこっちゃ;) とにもかくにも今回は切ない恋にスポットを当てた『大奥』。 いろんなタイプの女性が出て来ます。 どれも恋愛心理においては現代の女性に 通ずるものだと思います。 そして西島さん(生島役)に惚れます(´艸`*) 女性は『うんうん』と頷きながら、 男性は覚悟を決めて(!?)ご覧下さい。 |