『パンズ・ラビリンス』※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※舞台は1944年、内戦終決後のスペイン。 父を亡くした少女・オフェリアは、身重の母と共に 母の再婚相手・独裁主義のビダル大尉の駐屯地で 暮らし始めました。 冷酷非情な父に馴染めずにいたオフェリアの前に ある日妖精が現れ森の中の迷宮へと導きます。 そこには迷宮の守護神・パンがいて 彼女に3つの危険な試練を与えたのでした。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 第79回アカデミー賞3部門(撮影・美術・メイクアップ)受賞★ メキシコのギレルモ・デル・トロ監督がメガホンをとりました。 おいらがおそらく初めて足を踏み入れたであろう ‘ダークファンタジー’というジャンル。 ファンタジーの部分よりむしろダークなイメージの方が 強い作品でした。 映像も最後の最後の‘一歩手前まで’ずっと暗いし。 (ただこれがラストに活きてくる!) でも現実とファンタジーって背中合わせですもんね。 その辺の対比が非常に上手く融合されて描かれてました。 戦争という殺し合いを幾度となく繰り返してきた 人間社会の愚かさが生々しく伝わってきます。 この映画を観ても憤りや悲しさを感じない人がいるなら驚きです。 それくらい強烈でした。 ‘一応(ダーク付き)’ファンタジーというジャンルではありますが 小学生くらいのお子さんの鑑賞には向かないと思います。 言い過ぎかもしれませんが、これを観ることによって 何かトラウマのようなものを抱えてしまうかもしれません 少女はおとぎ話の中にしか自分の生きる道を見い出せなかった。 それくらい現実の世界は残酷だったんです。 ビダル大尉の恐ろしいこと(°□°;) あんな父ちゃんいやだぁぁあ~ しかし、演じた俳優・セルジ・ロペスは凄いと思います。 トコトン酷い奴です(^_^;) 暴力や拷問シーンやとても直視出来ない場面もありますが 唯一の救いは主人公である少女オフェリアが その現場を一切見ていないことかな。 それを抜いても、悲惨な状況には変わりないけどね(T_T) 少女には3つの厳しい試練が与えられます。 ある意味この映画を観ることも試練と言えるかもしれません。 試練を乗り越えたその先には・・ おいらにとっては大きな感動が待っていました 最後になんか救われました 捉え方は人それぞれのようですが・・ でも、観て良かったと最後に思えました さぁ、あなたも限りなくダークで限りなくピュアな世界へ 足を踏み入れてみませんか(^w^) 決して夢見れないファンタジーの世界へ・・ Last updated 2007.10.21 17:02:03 ジャンル別一覧
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