2007/12/11(火)09:04
【絵本】くものすおやぶんとりものちょう
● くものすおやぶんとりものちょう ●
秋山 あゆ子/作
舞台は、虫の町。その町のお菓子屋に盗みの予告状が届く。盗人を待ち受けるくもの巣親分の前に現れたのは、姿の見えない盗賊だった!ちょっと絵本にはないような想定の、の”時代劇絵本”っていうのかな、そういうお話です。何かの本で、おすすめされていたので、借りてきたのだけれど、これが、けっこうおもしろい。
虫の町というだけあって、道ゆく人のどれもこれもが虫なんですね。その虫が、着物を着て商いをしている様子なんか、けっこう楽しめます。「くわがたはどこにいるの?」とか「これは、何なの?」とか、子供たちも、隅から隅まで眺めて1ページがなかなかめくれない(^^ゞ
そして、このぬすっとの「かくればね」がまたおもしろいんです。カメレオンみたいに、まわりの風景にあわせて羽根の色を変えられる。蔵を襲い、部屋の中を逃げ回るんだけど、壁の色になり、ふすまや障子、ふとんにタンス、いろんな色に変わって、くもの巣親分から逃げ回るんですね。これが、「かくれんぼ」みたいで、「さぁ、今度はどこに行ったかな?」「どこにいるかな?」と子供は喜びます。
最後には、くもの巣親分につかまって、一件落着、めでたし、めでたしは、まさに、「水戸黄門」的で、爽快です。
子供に時代劇なんてって思ったけれど、思った以上に楽しめた1冊でした。
design byともまお☆
■ 童具館 くむくむ
童具館の積み木は、精度がよく、とても評価の高い積み木です。
「くむくむ」は、積木の”積む”という作業に”組む”という作業が加わり、いろんなものを作って楽しめます。「くむくむA」と「くむくむB」があり、「くむくむA」には、車の車輪になる円柱の部品がたくさん入っているので、車の車輪にして、動くものが作れるのも魅力です。
対象年齢は3歳くらいから。
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包丁で切って遊ぶおもちゃから大型キッチンまで勢揃い!