【絵本】ジローとぼく

2006.10.15

カテゴリ：絵本

●　ジローとぼく　●

大島妙子さんの絵をはじめてみたのは、「歯がぬけた」の絵本。
これは、中川ひろたかさんの書いたものに、大島妙子さんが絵をつけているんだけど、数多くある「歯」の絵本の中でも名作だと思う。ほんとにおもしろいです。
で、気にいたので、借りてみたのが、「ジローとぼく」
赤木かん子さんの「絵本・子どもの本」の中で紹介されていて知った絵本です。
これ、ぼくが拾った犬のジローとぼくとのお話。ジローとぼくはいつも同じ布団で一緒に寝てる。でも、ジローがだんだん大きくなってきたので、犬小屋を作ります。
が、いつもぼくと一緒に寝ていたジローは、夜になると、犬小屋でかなしそうに鳴くのです。ぼくも眠れない。そこで、ぼくは、犬小屋でジローと一緒に寝るんですね。
そして、朝。目を覚ますと、なんと、ぼくがジローで、ジローがぼくになっているんです。どうしてだかはわかんないけど．．．
そういう話も、実に不思議なんだけど、この後が実にいい。
ぼくは、どうしてジローになってしまったかわからない。でも、困らないの。どうしようなんて思わないの。まんざらでもないな、って思うんです（^^ゞ
宿題はやらなくていいし、泣き虫の妹と遊んであげなくてもいいし。そして、ぼくになったジローは実に楽しそうだし。
家族と楽しくやっているジローを見ながら、ぼくも一緒になってはしゃぎ、また犬小屋で一緒に寝るんですね。
そして、朝が来たら、ジローだったぼくは、元のぼくに戻り、ぼくだったジローは、元のジローに戻っている。そして、今でも、やっぱり、２人は一緒のお布団で寝ているんです。
お話もおもしろいけど、この大島さんの描く、おっさんくさい顔のジローも味があってなかなかです。

design by ともまお☆

■　デュシマスナップ

柔らかいプラスチックでできた、スナップを留めていろいろな形を作るブロックです。
穴から通したり、ねじったりしてつなげていくことで、複雑な形を作ることができます。
子どもたちは、ぷちぷちとはめていくのが気持ちいいようです。最初は、つなげて環にして王冠のようにしてかぶって遊びますが、だんだんと球にしたり、複雑な形に取り組んだりするようになります。