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カテゴリ:映画、ドラマ
古いホラー映画で、呪われた家もの。子供の時、「ヘルハウス」を見てえらく怖かった記憶があったのだけれど、今見るとどうなのかなあ。この「悪魔の棲む家」は実話を元にしたらしいのですが、実際に誰も死んでないので、迫力は今ひとつ。(過去に一家惨殺事件はあったけれど)
しかし父親が憑かれていく様は、何となくですが「シャイニング」を思い出しますな。演技の怖さでは「シャイニング」に軍配が上がります、あれは怖かった……。 幼い娘が霊界とコンタクトするのは「ポルターガイスト」を思い出しますが、かといって、ここの少女が実際にはどの霊とコンタクトしていたのか、そもそも霊自体いたのかとか、判然としていません。 神父様が活躍せずに悪魔に負けるのは、何とも哀れでしたが、最も哀れだったのは信仰の源たる教会が「悪魔なんぞありゃせん。あんたの妄想じゃわい」と切り捨ててしまったことでしょう。孤独と恐怖の中、孤軍奮闘しようとして、見事に廃人? になってしまう老神父のことは最後まで誰にも理解されずじまい。うーむむ、さりげに教会批判か? 黒犬が登場しましたが、こちらは悪魔の使いではなくて(笑)一家の愛犬。ラブラドールレトリバーなんで、ちょっと感情移入。うちの愛犬もラブなんで。 しかし、とどのつまりは人間は家には勝てなかったわけですね。そして、その家は過去に悪魔崇拝の場所だったといういわくがあったわけです。 でもって、ポイントは蠅。冬なのに、要所要所でブンブン集まってきます。しかーし、「フェノミナ」を見た人間にとっては、あれくらい何ともなかったりして。 ……そんなかんなで、悪くはないのですが、かといって突出した部分もない、そんなホラー映画でした。私的にも怖くなくてちょっぴり残念。私をびびらすホラー映画に出会いたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年05月03日 20時49分43秒
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