|
カテゴリ:本、マンガ
「炎のなかの絵」(ジョン・コリア/早川書房)
異色作家短編集7。 コツコツ揃えていたけれど、なかなか読む暇なし。中学生の頃に図書館で全巻借りて読んだので覚えてはいるものの、それでも随分久しぶりで懐かしい。 というわけで、寝る前に少しずつ読み進める。この本の作品はどれも短く、全部で二十編。昔初めて読んだ時は、一番強烈だったのが『夢判断』。そうなるだろうな、と今なら想像できるラストも、当時は新鮮で衝撃的だった。同時にあれこれ深読みしたり。夢だと思ったらそれも夢で。もしかしたら、医師一人の妄想じゃないか、とかいろいろ考えた作品で、懐かしい。 今回読み直して面白かったのは、『ささやかな記念品』。こういうちょいとブラックユーモアなのは、トシをとっても面白いかも。 ピリッとした短編集。何より短くて読みやすく、鮮やかなラストが心地よい。 最近は昔好きだった作品の復刊が多くて嬉しいやら哀しいやら。嬉しいのは持っていないものが復刊されれば入手できるから。哀しいのは、持っていてもついつい買ってしまうから(あほや)今は泣きながら愛するムアコックを買い直しております。だってイラストが違うんだよ? ムアコックじゃん。吾が青春の作家やん。買わないと駄目でしょ。既に同じ旧版を二セット持っているとしても。やっぱり買っちゃうよなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月01日 09時12分24秒
[本、マンガ] カテゴリの最新記事
|