てるてるわーるど

2006/03/01(水)18:24

ACF終了!

箏のこと(57)

1月の双葉のライブが終了して以降、すこし気が抜けていたのは事実。 でも、そんな時、普通のお稽古はいやでも、双葉のためのお稽古ならば私の重いおしりは、軽々と動くようです。 前日に、用意すべきものを用意し、準備万端で、当日を迎えました。 朝、一番で、着物を着て、相方を迎えに羽田空港へ。 少しお茶をした後、会場となるみなとみらい小ホールへ向かいました。 今年から、横浜で開催される、アマチュア室内楽フェスティバル。去年は銀座の王子ホールでしたから、我が家から見たら近くなってとってもうれしい!夫も、横浜はいいね、近くて、直ぐに帰ってこられる・・・と言いながら、すいすいっと会場に到着しました。 楽器に比して、楽屋が遠いのと、階が違うのが難点でしたが、広い洗面所の付いたお手洗いのある楽屋だったので、着替えにすごく助かりました。 私は相方に帯を結んでもらうだけでしたが、相方はそこで着替えなくてはいけません。いつか、きれいなお手洗いで着替えたことはありましたが、やっぱり気持ちよくないですから・・・ 建物自体がとてもゆったりと作られているので、オープンスペースが多く、ゆっくりとお昼を食べたり、調弦が出来たりするのですごくいいホールだと思いました。 さて、ホールで実際に音を出してみた感想はというと・・・響く響く! あまりにも余韻が長いので、思わずその余韻にいい気分で酔ってしまいました・・その余韻が消えてから、次の音が出たら効果的かもっと思って勝手にタイミングなど変えたのだけど、さすが我が相方、「そうだろうと思った」と平然と付いてきてくれました。双葉はそうでないと! 今回の衣装は、私が黄色い着物、相方は赤い着物。今年もすごく派手な二人でした。曲が宙~SORA~という、宇宙や星のきらめき、天の川から星が降ってくるようなそんなキラキラしたイメージを持った曲だったので、私の黄色が星の瞬きを現していたそうです。 去年は同系色だったので、余計、写真で見ると、う~ん、派手だ!自分じゃ絶対着ないな、この、黄色い着物・・・と思います。でも、この着物、実は自分の先生にいただいた着物で、ずっとしまわれていたものなので、このたび、日の目を見ることが出来て、すごく良かったです。そこは相方のコーディネート力。さすがです。 髪の毛には、これまた着物と同系色の大きなガーベラのお花を一輪。着物が派手だから、髪の毛は抑え目で・・・。 本番に入ると、2番目でしたので、あっという間に出番です。 一曲目が終わって、暗転し、朝岡アナウンサーが趣旨説明をしている間、その暗闇の中で夫が舞台準備をしています。袖のモニターからその様子を見て、夫かっこいい!と思わずつぶやく馬鹿な嫁・・・ 一応、為念、がた止め(立筝台と箏がしっくりはまっていないと、がたがたして、うるさいし弾きにくいのです)を2枚ずつ手に持ち、舞台へ。 舞台へ出た瞬間の、私たちを見たお客様の反応をしっかり聞こうと耳をダンボにしながら登場しましたが、思ったより感嘆の声は聞こえず。もっと、派手にリアクションしましょう、お客様・・・とか思いながら、冷静に箏のがた付をチェックし、椅子に座ったと同時に、演奏開始。 もともと10分の曲を8分に縮めなくてはならず、試行錯誤しましたが、どうにかいい形で省略することが出来、本人たちも一番弾きたい所を思い切り弾いて、気持ちよく終了することが出来ました。 去年の夏あたりからずっと弾いていたこの曲の集大成!と思うと、ちょっと感無量でしたが・・・本当にこの作曲家の先生の曲が大好きなので、弾けてよかったと本当に思います。 いろんな方から、おおむね良い感想をいただき、でも、ゲストの先生からは調弦の甘さと、強弱の甘さを指摘され、私たちの(あ、私だけだ)鼻がくくっと高くなるのを、押さえていただきました。 だから、アマチュア~と言われたら、ちょっと悔しいのですが、これも一つの勉強、次回への課題です。 これで、双葉の舞台は、ひとまず区切りを向かえ、4月からまた再スタートします。これから箏の世界では、春の演奏会シーズン(と、私が勝手に命名している)に突入、私も彼女もとても忙しくなるので、その合間合間で練習再開です。 次は何の曲をしようか、来年のライブはどんなスタイルにしようか・・・ 常に目標を定めつつ、これからも楽しんで演奏して行きたいと思います。

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