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やなぎにかぜ

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November 1, 2005
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カテゴリ:TV感想
 松嶋菜々子、名演技でしたね。よく挑戦しましたね。この役に。
これで、どんな役も演じられる逞しさすら感じました。

節ちゃん役の子も、アニメ通りのせっちゃんでした。
とにかく可愛い!!!そして、名演技でした。
最後のシーンは本当に切ない。。。
っていうか、体は子供で、頭脳は完璧に大人って感じ!
まるで本当の「せっちゃん」と感じました。
演じているって感じじゃあないところがスゴイ!

天才子役ですか!?

 アニメでは終始、清太君の子供の目線から見た戦争中の世界。
ドラマでは、大人の理由。。。。というか『食べる』という事は人間
をどれだけ残酷にさせるのかという事をつきつけられました。

 この内容の方が戦争の悲劇、残酷さを語りますね。以前「さとうきび畑の
唄」というTBSドラマがあったけれど、戦時中に有り得ない明石家さんま
のアドリブなのかネタっぽい笑いが「許せない」って思ったんです。
 そんなものじゃあないだろ戦争って!と。。。。
(経験はないけれど、様々な話から感じたことですが)

 今回のドラマでは、内容をアニメで知っていたので、内容に没頭する
ことなく「演技面」ばかりに目が行ってしまいました。
 


 戦争は、大人が飢えていた。心が飢えて大人が残酷になっていた。
 子供はそれが怖かった。


のような記述を五木寛之氏の著書で読んだ事がありますが、それを
忠実に描いていましたね。

 今回のこの作品もそういう点に重点をおいていました。

 
 私もね、きっとなってしまうと思ったのです。
 配給で1合半のお米だけで家族6人で、一週間もたさないといけない
中で、預かっている子供は好き勝手な事を言い、世間からは「お人好し」
と嘲笑されたり、愚痴られたりしたら誰でも精神的に参ってしまって
自分の家族以外のものに愛情を注ぎ続けるなんて余裕なくしてしまう
だろうと。

 純粋に世の中を見る子供に『鬼』と呼ばれる事すら受け止めた
松島演じる女性。ご主人を失って、ある事をきっかけに二度と涙を見せず
に生きた人生。決して戦争の話を口にせずに生きた人達って多かった。
心の中に閉じ込めた思い、心を鬼にして生きた人々。。。
懺悔のしようもない出来事を背負って生きてきた人達って多かったであろうと思うと、やっぱり戦争って残酷。



 未来に生きる子供達の為に。という歌がエンディングに使われていた。
この脚本家って、すごいもの持ってると感じた。

 過去は、完全にかけ離れた世界の出来事ではなくて、しっかり血として
受け継がれてきているとドロップの缶を見て気づいた曾孫。
 
 そして未来は、かけ離れた世界ではなく、永遠に続く命の絆。。。
心が豊かにあるためには、どうあればよいのか。。。





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最終更新日  November 2, 2005 12:47:05 AM
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