やなぎにかぜ

　♪貴方（ジョン）が～
　　　噛んだ　お鼻が～　痛い♪
　　　　　昨日の夜の～　お鼻が　いーたいー♪

　というわけで、今朝は鼻の頭にたっぷりと下地とリキッド
ファンデを塗って職場へ。でも、きっとわかる。
皆、口には出さずとも気になるはず！

　ということで
「昨日、犬に鼻噛まれてん♪」って
　言って爆笑を頂き、これで気が楽に。
　
　「椿さん！　血？　ていうか、血が『黒』！？」
　ってＫちゃん、いたずらっ子みたいに笑ってくれて、アリガト^^


　昨晩の「中島啓江」さんのオーラの泉　よかったですね。

お母様を亡くしてから後、尋常ではなかったという彼女の心境が
自分に似ているので、とても共感しました。
　いまだに、墓に行く手前の路地から　ボロボロ泣くという彼女。
私の場合、墓にも仏壇にも母はいないと思っているので、そんな
ことはないのですが。

　子供の頃のお話。生活のほとんどを内職でまかなっていらしたこと。
「造花のお花つくり」と聞いて、自分の子供の頃を思い出しました。

ポリエチレンというのかな？「赤」「ピンク」「黄色」などの
お花をたくさんハリガネに巻き付けて、開店祝いの時に立てられる
花輪になる造花を作っていた母を思い出して、また涙。
私の家は、こうした内職物が部屋中ありましたので、これらが私の
目には邪魔に見えました。何故なのでしょう。
かまってもらえないからだったのかな。

　花は好きですが、なんか　パチンコ店等の「祝　開店」と
書かれた花輪を見ると「悲しい気持ち」になるのです。
不思議でしょ。
　あの花の色は寂しいのです。

シルクフラワーや、最近の造花は本物に近くて大好きです。

　貧しくとも、啓江さんのお母様は「貧乏」という言葉を
使わなかった。
誇りを持って育てていらした。
　転校する際、お母様はクラスメイトの一人一人に
「鉛筆、消しゴム、ノート」のプレゼントを用意されて

　「ありがとう」と言って渡すのよ　と仰ったという。

　「私を虐めてた人には、言えない。渡せない」と
啓江さんが言っても

　「ありがとうと言ってれば、きっと良いことが
返ってくるから、ね！」
　と言われたので、最後のお別れのときにクラスメートの
一人一人に　この言葉を言って渡した。
最後に、一番言いたくない子に

「ありがとう」と言ったら、
「ごめんね。今迄ごめんね」という　言葉が返ってきた！と
　とても嬉しそうな笑顔で、涙を流しながら語っていた啓江さん。

　「貧乏は恥ずかしい事ではないの」と
　優しい笑顔で思いを語る美輪さん。

　「ゆりかごの歌」を啓江さんのお母様が大好きと言う話。
　いまでも、お腹の大きな人に出会うと、そのお腹をさすりながら
　それを歌っている啓江さん。

こんなに温かい方だったのかと、本当にこの番組を見て嬉しく
思いました。見た目にふくよかで、いつも笑顔で、そんな経験
があったことすら見せない彼女の美しさに惹かれました。

　美輪さん曰く

　「今の子供達が上手く育たないのは、コレ！子供の時から、
　ゆりかごの歌ですとか、童謡をたくさん『母親』が子供に
　歌って育ててごらんなさい。母子の確執なんて、絶対に
　なくなりますから」と仰ってた。


　私は、長女がお腹にいるときに歌っていた歌は
「大きな古時計」「ドナドナ」。
長女も次女も生まれて、寝かしつけるときはいつも
「ゆりかごの歌」だったと思い出しました。

　ジョンが私の腕の中で眠くてダダをこねるときも、
「ゆりかごの歌」を歌っていて、子供たちが苦笑していました。

そういえば、この歌は母がいつも歌ってくれていた。
昔話の歌「一寸法師」「花咲か爺さん」「桃太郎」「金太郎」
すべて歌だけでストーリーがわかるように作られていて、
その歌の殆どを私が知っているのは、ちゃんと母が歌ってくれて
いたのだと、つまりちゃんとかまってくれていたのだと
この頃になってわかるのですよ。

もう、なにからなにまで啓江さんのお母様への気持ちは
同じで、自分の母親を語られているようで涙が止まりません
でした。　

　ゴスペルのような魂の叫びを感じる
「アメイジング・グレイス」は　震えました。
　白鳥英美子さんの繊細な歌い方のも好き。
　本田美奈子さんの天使の響きを感じる歌い方も好き。
　そして、つみ人の魂を揺さぶってくる中島啓江さんの
　歌い方も大好きになりました。

　周囲に彼女を見守るお母様、砂原美智子さま、さまざまな人達が
　スタジオにいらしたようで、テレビでは３人しか映っていないのに
　大勢いらっしゃるような　周囲の柔らかい「パープル」がほどよく
　ぼやけて　優しい番組になっていました。

　一度、啓江さんの舞台を見に行きたいと思いました^^