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やなぎにかぜ

August 12, 2006
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昨日読み終わりました。

分厚い本でした。

読んでるうちに、すっかりこの家族の輪の中に入っている自分に気づいてしまってから一気に読み終えることが淋しいような気がして、なかなか大事に読みました。


 高度成長期の時代の昭和を詳細に描かれていて、そういえばこんな風景あったと自分の記憶と重ねながら読みました。

 ちょうど「三無主義」(無気力、無関心、無感動)の時代に生きた私達と同じ世代のボクの生き方は、今親となった自分が息子や娘がこんな暮らしをしていたらきっと言うであろう

「お母さんはこんなに苦労して育ててるのに」を一切言わないオカン。

必要とされれば、オカンはいつも親でありつづけていた姿に優しさと愛しさと切なさを感じた。

しかし、子供の喧嘩には一切関知しなかったオカン。
空き地で友達にイジメにあい、ボコボコにされているところを目にしながら通り過ぎていったオカン。(今の親ではありえないことですな。。。。。)

いつも山盛りの食べ物を用意するオカン。

「若いものは腹を空かせているはず」の信念が彼女の中にあり、必ず来客に食事の用意をするオカン。相手が迷惑がっている様子を腹を立てて見ている大人になったボク。


このオカンにして、不甲斐ない生活を送り続けていた息子。

息子を育てながら、変遷していったオカンの生き方を見ると、確かに子供によって成長してゆく親の有り方をも感じ取れる。

人情と愛情と哀切がたっぷり含まれているこの本に泣かされたと言う評判は多々聞いていたが、
それほど泣くという部分までは達しないと感じていた。

しかし、最後の数頁に泣かされた。

生きている時になんで あんなことしてしまったんだろうというさまざまな懐古に泣かされた。



 世にオンナは母親思いのオトコをすぐにマザコンと言う人がいる。
しかし、マザコンだからこそ 愛する女性を大切に思う力はあると私は感じる。
うちの亭主もそうだ。
親を大切に思えない者に伴侶を大切に思える機能は備わっていないとすら感じる。



うちの夫はこの本が読めないでいる。

数頁を読んだだけで、ええわ とやめた。




先日、孫までいる年上の知人が笑いながら言ってた。

「もうねー、うちのお父さん(旦那様)は実家帰ったら、伸び伸びしはるんよ。
調子に乗って『おい!ビール』っていうものやから、これ以上飲ませたらあかん思って
『もう、やめとき!』って言うてビール取りに行かへんかってん。そしたらさ、お義母さん、
足悪いのに、這いながら冷蔵庫まで行ってビールとらはるねんから。もう親はいつまでも親やね。」

義母さんにはかないっこないわとカラカラと笑っていた。


で、リリーフランキーって人のことをよく知らなかったんだけど、テレビで観たことあるようなないような。。。。

この本がドラマ化されたのがお蔵入りになって淋しく感じつつも、本を読み終えてなかったから、幸いしたような気もしていた。

今度映画になるらしい。

ボクをオダギリジョー、オカンを樹木希林、オトンを小林薫という設定のようだ。

とても魅力的なキャスティングだと 今からかなり楽しみである。






最終更新日  August 13, 2006 12:03:55 AM
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