やなぎにかぜ

明日から長女は病院内の実習が始まる。

受け持つ患者さんは、末期癌の高齢の女性。

自分で身体を動かす事がほとんど出来ない方という事。


どんなことが出来るのか、あれこれと計画を立てて明日からお世話をさせてもらうことになる


失敗を恐れなくてよい。

「患者さんにお世話をさせていただくという『感謝の心』さえあれば、必ず伝わります」

実習指導をしてくださる看護師の方の言葉を胸に、頑張ると張り切っている。


これから　人の「死」に直接関わる事も増えてゆくのだろう。

さまざまな不安などは微塵もみせず、明るく明るく　明日からの実習を楽しみにしてる長女

の様子である。