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やなぎにかぜ

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July 12, 2007
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カテゴリ:ひなこの巣立ち
実習の担当の先生の言葉に、先日傷ついた感のある長女であるが、その先生が何をもって

「辛らつ」とも思える言葉を発するのか、その理由がわかったと納得して帰宅してきた。


それを思うと、心から「優しい先生」であることが理解できたようであった。

受け持つ患者さんは、土日にかなり激しい言動が続き、看護師さんたちがお手上げ状態だったから、学生である長女の手に負えるわけがないと、月曜日の午前中はしばし待機状態だった。

 しかし、患者さんの方からあの子(長女のこと)には会いたいと言ってもらえたらしく、担当につけることになった。

 「あんたには、ほんとにお世話になりました」と まるで 明日にでも退院するかのような

言動が続いたらしい。

「うどんの一杯でもおごってあげたいくらいやけど、私はこの通り動けないから、連れて行ってやれなくてごめんな」と語られたと。


 しかし、退院というよりも危険な状態に陥ってゆきそうな体調だと担当の看護師さんに告げられたと、今日帰宅した娘は淡々と語った。


実習では、娘の学年よりも他の病院へ実習に行っている上級生の方が大変な状況の様子で、この数ヶ月で二名ほどが退学したらしい。

あとわずかで卒業というのに、何が要因でと 気になるところ。

まるでサバイバルのようだと。常に「篩」にかけられているようだと娘達は戦々恐々としているらしい。



気が強いくらいで 丁度ええよねー!

娘は、なにげに私に呟いた。


 私の胸に残った言葉は、受け持ちをさせて頂いてる患者さんが、ご機嫌が良いときに語られた言葉である。

「人には角が立たんような言葉を使いやぁ。」





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最終更新日  July 13, 2007 12:03:26 AM
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