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やなぎにかぜ

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November 12, 2008
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カテゴリ:ひなこの巣立ち

先週の実習記録を指導の先生に提出したら、これまでの娘の実習状態も

下級生達に先輩達の実習の様子を伝える話題として取り上げさせてもらっていたんだけ

どと前置きされて。

(娘曰く。私は失敗ばかり繰り返してたから、悪い見本になってたんじゃないかと笑う。)

今回のレポートは 後輩たちへの貴重な参考資料になるのでコピーさせてもらっていいか

と聞かれたらしい。

(娘曰く こんなものがお役に立つなら、今までの失敗の数々を帳消しにしていただけるなら。。。ぽっ  と 快諾。)

  先週の娘の状態は、立ち直れるかと先生達にたくさんの心配をかけたようだった。

その時の心情や、先生や患者様やその患者さんを見守る家族の様子を詳細に書き込み、先生はレポートの内容に深く感動してくださったらしい。

読ませてもらったら、感動して涙が出た。

 今までたくさんの学生を卒業させてきたけれど、こんな風な気づきを書いてくれた人に初めて出逢いました。と 

「あなたのレポートには感動した」と 何度も言われたらしい。

 おそらく 感動されたのは、患者さんから伝え聞いた人生観の教えをしっかりと感じ取った事にあったのだろうと思う。

 なにからも学ぶ姿勢を、認めてもらえたのだろう。

他の先生が、あの師長(昔で言う看護婦長のこと)さんが、あんな事を仰ったのを初めて聴いたといわれるくらいの感想だったらしい。

 他の先生は、

「本当にあなたは一所懸命なんだけど、だからこそ もう一年教えてあげたい!

留年しない?」って 言われたとか。

これって 誉められてるのか? 心底心配かけてるのか?

卒業できるんだろうか?????

筑紫哲也さんと同じ日に亡くなった この最後の患者さん。

どんなに辛い状態でも、娘の声に笑顔で答え、最後まで娘の事を気にかけてくださった。

筑紫さんが 最後に心がけていた事が、

「後世に伝えたいものを残したい」

そんな想いは、 筑紫さんに限らず、誰の心にもあるのだろう。

最後まで 生きる事を諦めなかった人が、娘のそばにもいらした。






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最終更新日  November 12, 2008 11:54:23 PM
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