カテゴリ:映画
上映中に見逃した映画「西の魔女が死んだ」をレンタルで観ました。 登校拒否になった中学生の女の子が、母親の勧めでその親のおばあちゃんの家で暮らす事になる。 その中で、おばあちゃんからの魔女修行が始まる。 魔女修行といっても、人間としての生活の基本的な営みや、マナー、精神修養のようなもの。 おばあちゃんは、孫を敬愛し、一人の人間として尊重してくれる。 決して無用な甘やかしやおためごかしはしない。 まっすぐな心で孫と向きあう。 近所に住む強面の男の様子を疑い、嫌う孫におばあちゃんは諌める。 「あなたのその想像は、正しいのかもしれない。間違ってるのかもしれない。 それよりも、そんなことに捉われていたら、彼を疑ったり憎んだりすることになる。 そんなことにエネルギーを使ってはいけないですよ。」 その男が、おばあちゃんの土地さえも奪ってしまうかもしれないことを心配して、彼の様子を怪訝に思う孫におばあちゃんは厳しく諌めた。 人を疑う気持ちに捉われるよりも、信じる気持ちを大切にしてほしいというメッセージだった。 そこから、二人の関係は破綻する。 そののち和解することなく、孫は両親の事情で親元へ戻ってゆく。
数年後、 おばあちゃんがなくなる。 知らせを受けて、駆けつけると、その男は、近所の人たちとおばあちゃんの元に駆けつけていた。
男が孫に言う。 「おれは、こんなどうしようもない男で。 それでも、あんたのおじいちゃんやおばあちゃんは こんな俺によーしてくれた。 本当にようしてくれた。 じゃから、なんかあったら いうてくれ。 俺でよかったらなんでもするから」 と 孫に伝言して帰ってゆく。 ジーンときた ヒトコマ。
美しいガーデンに、美しい母娘。 ターシャを髣髴とさせる映画。 子供を育てるとは、どういうことか。 よい作品に出逢えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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