カテゴリ:ひなこの巣立ち
夜勤明けであろう娘に昨夕電話をかけてみました。 出た娘は、寝ぼけた声で帰宅後ずっと眠っていたようでした。 「昨日の夜勤は、亡くなった方がいたので忙しかった~」 とのことでした。 死に化粧を施してあげたと。 メークの講習会で、メイクの仕方を教えてもらったことが役に立ったと喜んでいました。 「もともと白いお肌の人だったけれど、メークで綺麗なお顔にしてあげられた。」 と。 「ただ残念なのは、アイブロウが見当たらなくて 眉はしっかりある人だったので大丈夫だとは思うけれど、ブロウしてあげたらもっと綺麗になったはず」 と残念がる娘に大人になったと思いました。 美しいお姿であの世に逝く仏様を見送る娘達のこころを感じました。 以前 おくりびとの原案である「納棺夫」を読んだときの感想と私が体験した話を交えて作者に送ったときに、 「死に顔は 美しいでしょ? いたずらに怖がる必要はないんです。 仏様になるお顔は、とても美しい」 と お返事いただいたときの言葉が蘇りました。 娘が、この世の人生を終えられた方を尊く思い、「仕事だからやってあげた」ではなく、アイブロウがあればもっと綺麗にしてあげられたのにという後悔の気持ちをもったところに感動しました。 誕生日に誇り高い気持ちになれました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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