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カテゴリ:真空管試験器
出力管差し替え可能アンプのデータをきちんと測って、資料にして残しておこうと思って、作業を開始したのだが、どうも様子が変だ。
1本の出力管のカソード電圧の値が、安定しないでふらふらしている。 出力管を差し替えてみると、その球に特有な現象とわかった。 真空管が不良になったのではないか。ピンと来たのは、このアンプは以前、机から落下させたことがあって、真空管に衝撃が加わっていたことである。 その時はしばらくして、1本の出力管が不良になったのであった。 問題の球を真空管試験機にかけてみる。試験機はHickok 600Aである。 問題の出力管は6CA7なので、ガイドに従ってセレクターを、6.3 JR-5347-2とセットする。 ショートテストをやってみると、2の位置でときどきランプが点灯してしまう。 これは、第3グリッドとヒーターがショートしているときの症状だ。 ところで試しに、以前、第1グリッドとカソードがショートしてしまった球をテストしたところ、ショートは直っていた。GmをチェックしてみるとGood! である。 まあ、よくわからないのだが、一度強い衝撃を受けた球は、その後不良になったり、また直ったり、不安定な動作となるようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.12.12 15:02:59
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