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2025.02.06
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カテゴリ:真空管一般
管球王国の115号が届いた。

 表紙に載っている、上杉の6C33C OTLアンプについて、設計者の藤原氏が詳しく解説しているのを興味深く読んだ。最近の上杉アンプからは目が離せない。サークロトロンのOTLであるから、対称型の回路で電源はフローティングである。半導体による定電流回路が組み込まれているようだ。また、NFBもバランス型で初段に戻している。複雑な回路だと思う。
 実は私も、6C33CパラNEPPパワーアンプを製作予定に入れてある。NEPPとはニュートラル・エンデッド・プッシュプルの略で、かの武末数馬氏の命名である。負荷の中点がアース電位となることに着目した名前なのだ。今風に言えばサークロトロンのことである。確か、ラジオ技術社から出ている「パワーアンプの設計と製作」で見たと記憶しているのだが、新版には載っていなかった。たぶん、旧版に載っていたのではないか。Philipsのパテントであったように記憶している。
 私はこの頃、バランス型の回路を求めてNEPPに到達したようだ。実験ノートを調べてみると、1976年10月に6336AパラNEPPを設計しているのが見つかった。ただし、マッチングトランス付きである。中点がフローティングのままだと、安定してNFBをかけることは難しいので、上杉では半導体の助けを借りている訳だが、これを潔しとせず、中点タップの付いたマッチングトランスで解決しようというものである。初め、出力管は6336Aを予定していたのだが、その後、2000年に6C33Cをペア9,000円(!)で8ペア購入したようだ。製作してみたいアンプだが、一体いつになるかはわからない。
 管球王国の記事を読んでみると、6C33Cのシングルプッシュプルで8Ω時40Wの出力を得ている。しかし、無信号時の消費電力を200Wに抑えると書いてあったのでビックリした。6C33Cはヒーターが大食いで1本当たり40W食う。2本で80Wであるから残りは120Wではないか。無信号時の電流を絞っているため、30dBのNFBを掛けているにもかかわらず、多量のクロスオーバー歪みが発生しているとあった。これはいかがなものか。ただ、音質評価がスゴく高いようで、意外な結果となっている。うーむ。





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最終更新日  2025.02.06 17:28:49
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