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カテゴリ:シングルアンプの製作
前回の投稿からだいぶ間が空いてしまった。このアンプについては、ほぼ4年ぶりの投稿になる。
実は電源回路の実験を続けていた。このアンプでは、300Bアンプ用の電源トランス、タムラPC3004を用いる予定なのだが、実際にテストしてみると出力電圧が高すぎるのである。本来、360-0-360Vの巻線で両波整流にするのが標準なのだが、ダイオードで両波整流すると500V以上の電圧が出てしまうのだ。このトランスは整流管を使うのが前提で、コンデンサーも小容量のものを想定しているらしい。500V越えとなると、ケミコンの耐圧を越えてしまうではないか。 いろいろ検討した結果、片側の巻線360-0Vのみを使って半波整流とすることにした。図のような回路では、電圧がだいぶ下がって470Vくらいになった。チョークコイルを通した後、FETによるリップルフィルターを入れて、最終的には400Vの電圧を取り出している。 ![]() この回路のインピーダンス特性を測ってみることにしたのであるが、FETのソースフォロワーではブレークダウン現象(ON)を起こしてしまい大電流が流れてしまうため、高耐圧トランジスターのエミッタフォロワーを用いることで、測れるようになった。出力に入れている出力コンデンサー(OUT C)のケミコンを22uFと100uFに切り替えてインピーダンスを比較すると、下図のようになる。 ![]() 低域ではインピーダンスは1.1Ωと一定であり、高域では並列にする出力コンデンサーの容量によって、インピーダンスが図のように影響を受けることが分かった。 容量が大きいときに、時々、ブレークダウン現象(OFF)が起きてFETによるリップル除去効果が働かなくなるなど、動作が不安定になる兆候が見られたので、出力コンデンサーは22uFで十分であることが一応結論づけられた。実際のアンプでは前段にも同様のFETによるリップルフィルターを投入する予定である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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