エレキットTU-879Sその後(2)
出力管はそのままにして、初段管をいろいろ差し替えて1W時の歪み率とDF値を測って比較してみた。12AX7(original) 0.31% 4.7ECC83S(JJ) 0.23% 4.7ECC83(Telefunken) 0.36% 5.35751 0.47% 4.112AT7 0.35% 3.712AY7 0.47% 3.0ECC99 0.72% 2.312AU7 0.25% 2.012BH7A 0.61% 2.0DF値はNFB量の多い順に大きくなっているが、歪み率は打ち消しの様子が異なるために、必ずしもその順に小さくはなっていないのが面白いところである。同じ12AX7/ECC83でも、テレフンケンのものはゲインが大きいようだ。一応この中から、オリジナルの12AX7と、歪みがたっぷり出る12BH7Aあたりを切り替えて使ってみようと思う。ちなみにECC99は歪みはたっぷりなのだが、マイクロフォニックノイズが大きくて、初段管には不向きであることが分かった。サブシステムにつないだので、これからじっくり6RA8PPと比較してみる予定である。ちょっと鳴らしてみたところでは、肩から力の抜けたリラックスした音が好ましい感じだ。