アンプのメンテナンス(続)
今度は、ふだんメインに使用している6CA7(T)パラPPモノラルアンプ2台のメンテナンスを行った。こんな感じでメンテナンスを行っている。(あと、電圧測定はSanwaのマルチメーター使用)過去の記録を見ると、引っ越したあとメンテナンスしているので、3年ぶりのドック入りであった。前回紹介したアンプと異なり、調整箇所は差動アンプのバランス調整2カ所、出力管のバイアス調整4カ所とかなりあるのだが、ほとんど調整は狂っていなかった。2台の特性は良く揃っており、残留雑音は0.08mVから0.09mVと小さく、最大出力は65W程度(3%歪)と大きい。2台のレベル差も0.14dBと小さな値だ。メンテナンスが終了したので、早速システムにつないでみる。ゆとりのある音の広がりと、緻密でつやのある音色が印象的で、リファレンスのアキュフェーズより魅力的な音だ。前回のメンテナンスは暮れ正月の空き時間を見つけて急いで行ったものだが、今回はじっくり1日がかりで取り組むことができて調整自体を楽しむことができた。