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カテゴリ:ツブコのスタンド・バイ・ミー
従妹のマーちゃんとは家も近かったので、小さいころから仲良く遊んでいた。
洋服や靴など、お揃いを着たりした。 小学生時代の話になった。 2歳ちがいだから、4年生と2年生くらいのときのことだ。 マーちゃんが言うには、 2人きりで2時間くらい電車を乗りついで、多摩川に行ったのだという。 「えーっおぼえてないよぉ」 「わ、なんでヨー!! 多摩川でお地蔵さんのお守りみたいな紙切れ、流したじゃん。 ホラ、家でお母さんたちが紙にお地蔵さんのスタンプ押して、 アタシとツブちゃんで、それを、こーやって、こーやって、たたんで、 そういうのいっぱい作ってさぁ」 マーちゃんは空気を”こーこー”とやりながら、 大きな黒目で長~い睫毛を押し上げるようにして、私を見つめる。 「それにしても、ツブちゃんよくあんな遠くまで、アタシのこと連れて行けたよねぇ、 いま思うとビーックリ」 マーちゃんはひとり感心顔で言うのだけれど・・・ 「う~~~~~ん、 タマガワ? ジゾウ? ・・・といえば浄心尼叔母さん関係や。 お、お、お、そういや叔母さんのお寺で地蔵流しのイベントあった・・・ ・・・ような、気がしてきたゾ」 「そーよ、それそれ!お地蔵さんの白い紙が、はるばると川に流れていくの、 アタシ、今もシッカリ目に浮かぶ」 ・・・と、 マーちゃんの勢いのせいか、ふいにあのこと、がアタマに浮んだ。 それは、オトナの人の真似をする<おしばい>で、@タバコごっこ@ ★オトナの人(ツブコ)がタバコを口に咥える。 紙をまるめる ★咥えながらライターを出そうとポケットを探る。 無い! ★オトナはパタパタと両手で体中のポケットを探す。 無い! ★あたりをキョロつく。 ★目の前にプカプカたばこを吸っている人(マーちゃん)を発見。 ★オトナ、ほくほくと”彼”に近づき、ペコリと一礼、腰をかがめ ★<タバコtoタバコ>でスパスパと点火。 ★中腰の姿勢で感謝の片手上げ、そのままの体勢で後ずさり(なぜか)して 席に戻る。 と、いうもの。 「ねぇマーちゃん、もしかしてその電車の中で、タバコごっこしたよね」 「モッチロン!おぼえてるわよアナタ。クッククククク」 「ワハハ、ワハハ、やっぱしネ!」 タバコごっこのシーンは、思い出のページの一枚としてあったのだけれど、 それが”どの本”のページなのか、ずっとわからなかった。 「そっかぁ、あれって、多摩川行のときだったんかぁ」 と私は感慨をこめて深く納得する。 「アハハッや~だぁ、ツブちゃんたらそれっきゃおぼえてないのぉ?」 ・・・そうだけど、 迷子のピースが、パズルにはまったみたいな、 とってもマンゾクな、気ぶん♪ up窓日記★”こんちは・またネ”の数秒間 ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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