つっちゃんは元気かい?私はうつ病です。

2008/08/01(金)21:14

うつ病が病気だとすると、治るとはどういう状態なのか。

自分の『うつ病』について(52)

うつ病が病気だとすると、 治る病気か、治らない病気かどちらかに分類できる。 うつ病は治る病気です。 この結論が違う意見は聞いたことがありません。 どの医者に聞いても、どの本を読んでも、 うつ病は必ず治る病気だと言います。 だけどうつ病が治った状態がどういう状態なのかについては、 はっきりと提示してくれるものには出会わない。 そこで自分で考えてみました。 ところが、考えた結果が今と昔とでは異なるのです。 うつ病になった当初は、 多少の無理のできるうつ病になる前の状態に戻ることを、 うつ病が治ることだと考えていました。 ところが、今は違います。 元に戻るのでは無く、新しい自分になること。 これが、うつ病が治るという状態だと考えている。 うつ病が治るとは、例えると近眼のようなものだと理解しています。 近眼になってきて遠くの物が見難くなってきた。 だからと言って、レーシックのような外科治療を受けるだろうか? 多くの人にとってはそうじゃない。 メガネやコンタクトレンズで矯正して、 多少は不便でも、日常生活に支障が生じなければそれでいい。 みんなそう考えています。 うつ病も同じです。 病院にも通い続けるでしょう。 薬の力も借りるでしょう。 残業もできないかも知れません。 それでもいいんです。 それがうつ病が治った状態なんです。 だって、近眼だって同じように考えているでしょ。 うつ病だけが特別じゃないんです。 繰り返します。 元の自分に戻ることがうつ病が治るということじゃありません。 病気の自分を認知して、その自分を日常生活ができるよう コントロールしていく。 これができるようになれば、うつ病は治ったと言えるのです。 新しい自分のコントロールは、自分一人でできなくても構いません。 家族、友人、同僚、医者、上司、薬、これらの助けを受けながらでいいのです。 自分自身もこの状態になれるよう、 時間はかかりますが、ゆっくりと治療していきます。

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