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テリ~のほぉむぺぇじ

テリ~のほぉむぺぇじ

テリー事件簿03

ここではテリーが来てから起きたテリーがらみの事件(破壊活動他)の暴露話をしちゃいます。
思い出す度、テリーが事件を起こすたびに増えてゆく予定です。
ここには テリー事件簿No15~21までを掲載

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暴露その二十一
『テリーお風呂に入る』
テリーが家に来て、10ヶ月くらい経った頃、テリーにとって生まれて二度目の夏のある日曜日。
廿楽はテリーをお風呂に入れようと計画しました。
子供の頃飼っていたクーボーは、お風呂が大っ嫌いで、お風呂場につれてゆくことが命がけ(本気噛み付きしてくる)でした。
最終的には天気の良い日に家の駐車場につないで、ホースで水をぶっ掛けて洗うようなっていました。
シャンプー付けると怒るし・・・本当に大変でした。
クーボーは外犬だったので、多少薄汚れても、体臭強くても、まーまー平気。
しかし・・・テリーは室内飼いで、しかも女の子だ!やっぱり綺麗でフカフカな状態を保ちたい。
テリーは噛まないし、クーボーに比べてとても穏やかな性格。私一人でもいけるでしょう。よし、やっちゃえ~。
と軽い気持ちでお風呂準備。
湯船にテリーのお腹くらいまで浸かれるようぬるま湯を張る。
犬用シャンプーよーし!シャワー準備OK!タオルよーし!廿楽の服装もよーし!
準備OK!さぁテリーをお風呂に入れよう!
居間でおばあちゃんとくつろいでいるテリーを抱っこして、お風呂場に直行。

ジタバタジタバタ・・・バシャバシャダブン!!バシャガリガリビチビチ・・・ゴボボボボ

いきなり湯船に浸からせるのはさすがにまずったか・・・。(ーー;)
全身で廿楽の腕から逃れようとして(ジタバタジタバタ)湯船の水を跳ね上げ、(バシャバシャ)その所為で廿楽の手が滑ってテリーを湯船の中へ・・・(ダブン)必死に湯船から這い上がろうと湯船を引っかきまくる(バシャガリガリビチビチ)暴れた拍子にお風呂の線を抜く(ゴボボボボ)。
湯の抜けた湯船にさくさく傷がついてゆく・・・あああぁぁお母さんに怒られてしまうぅぅ。
しかし・・・ついたもんはしょうがない。いい、いい、この際気にしない。サクッと洗ってしまおう。
テリーの全身を濡らす為にシャワーON!
するとテリーの動きが止まった。興味津々な瞳でシャワーをみつめるテリー。
試しにシャワーを近づけるとピチャピチャとシャワーから出る湯を飲みまくる。
体にかけようとしても、シャワーの方向に向いてしまうから濡らせない・・・。
仕方がないので、シャワーを固定し、テリーがシャワーにかまっているうちに手桶湯を汲んでテリーの体を濡らし、シャンプーを手にとり体をわしゃわしゃ洗う。
さすがにシャンプーには驚いたか、泡をなめようとするのでそれは制止。
さして暴れることなくとりあえず体は洗えた。シャンプーを綺麗に洗い流し、軽くタオルで拭く。
まーまー良い感じに作業が進み・・・そして廿楽は油断しました。
湯船から上がる時をテリーは待っていたのだ。
テリーを湯船からあげるには、廿楽も湯船に入ってテリーを抱え、まず湯船の外にテリーを置かなければならない。
とす。バンガリガリガンダダダダダ・・・ブルブルブルゴンゾリゾリゾリ・・・。
テリーを湯船の外に置いた(とす。)途端、お風呂場のドアに体当たり、無理やりドアをこじ開ける。(バンガリガリガン)開いたドアから脱兎のごとく逃走。(ダダダダダ・・・)居間のテーブルの下に入る前に水気を切る。(ブルブルブル)廿楽がお風呂場から出た音を聞いて慌てて居間のテーブルの下にもぐりこむ。(ゴンゾリゾリゾリ・・・)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・テリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あんたって子は・・・・・・・・・(ーーメ)
お風呂場から居間はそりゃもうビチャビチャです。
居間にいたおばあちゃんはテリーのブルブルをマトモに浴びて濡れてます。
テリーの体は軽く水気を切った状態です。まだまだ濡れ鼠状態です。居間の床は畳です。
・・・・・・後始末・・・泣きそうなほど大変でした。


暴露その二十
『対決!テリー対プー』
ついに2004年最初の『プー』との対決の日がやってきました。
廿楽家族は朝からプー上陸に向けて部屋の準備。
プーはまだまだ好奇心旺盛。下手な物を置いて置いたらたちまち好奇心の餌食になってしまう。
廿楽も自分の部屋に入られないよう『対プー用』ストッパーを設置。
プーが来るまでに大分時間があったので彼氏と一緒にお出かけ。
そして夜。プー上陸~。
やっぱりテリーはトッティーよりもプーのほうが気になる模様。
しかし・・・プーはかなり犬付き合いの経験をつんだようで、テリーに対する接し方がかなり変わってました。
家族の予想に反して、プーよりもテリーの方がプーをイジメに入っている。
がうがうぅぅぅ~ゥゥゥと唸りつつプーににじり寄るテリーに対し、尻尾フリフリしながらテリーの口元を必死に宥めるようになめるプー。
『やーん。テリーおばちゃんやめてよー』と言う雰囲気のプーを隅っこに追い詰めて『マウンティングさせてくれなきゃやめない~』とテリー。
さすがに社交性は身についても、もともとが気の強いプー。
素直にマウンティングはさせてくれない。
軽い小競り合いを繰り返しつつも、プーの対応が変わったことにより、テリーが優勢な感じで時間が過ぎてゆく。
しかし・・・プーはひそかにテリーを出し抜くタイミングを見計らっていたのだ・・・。
夜もふけてきて、テリーが遊び疲れて眠くなってきた頃。
プーが二階に駆け上った。
お義兄さん:プーが二階に上がったけれど大丈夫?
お姉ちゃん:大丈夫~。部屋に全部ストッパーつけてるから入れないよ。
お義兄さん:でも二階からガサガサ音が聞こえてるんだけど・・・。
廿楽&お姉ちゃん:!!

慌てて二人で二階に上がる。二階にある廿楽の部屋にはとても大切にしている天野善孝さんの版画が立てかけてあるのだ。
大きすぎて壁に飾れないから立てかけているんだけれど、それに何かされたら洒落にならない。
二階に上がるとプーが両親の部屋から飛び出して一階に駆け下りていった。
廿楽&お姉ちゃん:よかった~お父さん達の部屋だった。
一応確認の為に自分の部屋に入る廿楽。よかった入った形跡はない。
お姉ちゃん:きぃやぁぁぁ~っ
両親の部屋の確認に入った姉の悲鳴が聞こえる・・・。
廿楽:なに?どーしたの???
慌てて両親の部屋に入る廿楽。

どーん!

一瞬頭が真っ白になりました。
両親の部屋にあるテリー専用お布団。そのど真ん中にほっかほかのうん○とお○っこが!!!
廿楽&お姉ちゃん:あああぁぁぁ・・・~。二人して頭を抱える。
そして・・・・・・・・・・・・・・・ぷぷぷ・・・あっはっひゃっひゃっひゃ・・・二人して大爆笑。
廿楽:ね~ちゃん。これ、絶対仕返しだよね。プーの。
お姉ちゃん:うんうん。まさに狙ったでしょうこれは・・・。
廿楽:でも、これはやばいね・・・早く片付けないと~・・・ヒクヒク・・・(笑いすぎでちょっと痙攣)
お姉ちゃん:クッククク・・・うんうん。(うずくまって痙攣)。

それからしばらく二人ともピクピク痙攣しながらも必死にテリーのお布団のお掃除しました。
今回の対決はプーの作戦勝ち~!
でもね・・・お姉ちゃん。
ちゃんと用意したペットシーツに用を足すようにしつけてね。
来る度に二階の部屋にされちゃ~たまらないッス。
自分の家以外で粗相するのはトイレのしつけが出来たとは言わないじょ~。


暴露その十九
『テリーの受難』
暴露その十八と同日の同場所でテリーに降りかかったもうひとつの受難をお話しちゃいましょ。
場所は変わらずのドギーパーク内、白鳥がいる川からちょっと先に行くとワン達のドッグランとは違ってショー練習ができるスペースがあるんです。
ここもフリーです。めいめい好きな障害物で愛犬をにわかトレーニング。
ポールが立っていたり、階段があったり、潜り抜ける輪や筒、飛び越える障害物などなど結構充実していて、盛況でした。
姉はプーにワン用の結構高い橋を渡らせようと奮闘。
廿楽はテリーと一緒にのんびりとポールの順番待ちをしながら他のにわかトレーニングを観賞。
このポールトレーニング、よくテレビなどで見る愛犬と同じ速度で離れることなくポールを左右に避けながら進んでゆくもの。
テリーの今までの犬生を見る限り、障害物を飛び越えたり、くぐったり、乗り越えると言う考え自体なさそうなんで、廿楽がやりたいものと言うよりか、テリーに何とか出来そうなものを選んでみた。お年だしね。
廿楽とテリーが待っている視界の隅で、障害物の頂上付近で動けなくなってしまったプーが姉の激励にこたえて勇気を振り絞り・・・足を踏み外して転げ落ちてゆく・・・。
あーあ。ねーちゃん巻き添え食らって転んでるし・・・大変だねぇ。

結構ワンが多いので、障害物間を移動すると他のワンと接触してしまったりもする。
小型犬が多いので、火がつくと軽い乱闘もどきもおきている。
小型犬って結構気が強いからな~大変だねぇ・・・と人事みたいに考えているうちに廿楽&テリーの順番がまわってきた。
廿楽:『よーし、いくよ!』
テリー:???(え?なに?何するの?)
?顔のテリーの引き綱を短く持って半ば強引にスタート。
そもそもテリーには同じ速度で歩く訓練はさせていない。
でも、なるべく廿楽の前に出ないようにはしつけていたので、微妙に成功気味でポールをクリアしてゆく。
後もう少しでゴール。
ワン。ワン!ガウルゥルルゥゥ!!
がぷ。
廿楽:『え?』
テリー:・・・(硬直)

何故かポールの隣の障害物トレーニングをしていた柴犬がいきなりコースアウトし、テリーの後ろ足に噛み付いてる。
慌てて柴犬の飼い主が怒り(愛犬に)謝り(廿楽達)ながら引き剥がす・・・。
廿楽はテリーの足の状態チェック・・・良かったちょっと後ろ足の毛がむしれたけど怪我とかはしてないみたい。
柴犬飼い主:『すみません。本当に・・・。』
廿楽:『いえ。怪我とかもして無かったし大丈夫だと思います。』
ピェヒャワァウゥゥン・・・

突然テリーが心底情けない悲鳴をあげて座り込む。
廿楽:『テリー?怪我してたの?ほら立って、足もう一回見せてみ!』
柴犬飼い主:『すみません。すみません。』
テリー:ヒャァァ・・・ン。

テリーは座ったまま動かないで廿楽に訴えかける。
廿楽:・・・・・・テリー・・・?・・・あ。もしかして、腰抜かした?それで動けない?
テリー:クゥゥン・・・。
柴犬飼い主:『あらー。おっきいワンちゃんなのに気が弱いのねぇ
廿楽:(うわ。カッチーン!!原因はあんたのワンだろが!!!!)

馬鹿にしたような口ぶりの柴犬の飼い主に怒りをぶつけたい所だが、今はとにかくテリーをこの場においていられない。
実はさっきから他のワンと飼い主達の注目も浴びているし・・・。
廿楽、テリーをガシっと抱えあげ、練習スペースから両親の待つベンチまで避難。
一部始終を見ていた姉とプーもテリーを気遣い戻ってきた。
そして、ベンチにつく頃にはテリーの腰も復活。
しかし・・・この時すでにテリーの全身から『もう帰りたい。お家帰ろうよ』オーラがかなり濃厚に出ている・・・。
結局この後すぐにお土産を買ってドギーパークから出ました。
出る前にドギーパークの前で記念写真をとったんですが・・・テリー。メチャメチャしょっぱい顔して写ってます。
入る前は楽しそうにキラキラウキウキしていたのに・・・。
ホント災難だったねぇ・・・テリー。白鳥に脅され、柴犬に噛み付かれ・・・ワンと食事できる場所は定休日(廿楽もかなりがっかり)もしかしてこの日は天中殺だったのかも?

テリーのしょっぱい顔の写真。公開します~。
しょっぱいテリー どうですか?しょっぱい顔でしょう~。(^^;)


暴露その十八
『見かけによらない・・・』
それはテリーを連れての初めての旅行の時でした。
姉のお誘いで廿楽家族(3人+1匹:テリー)と姉夫婦(2人+1匹:ぷー)で一泊二日の旅行。
テリーにとっても初めてのお泊り、初めての遠出。
それでも家族みんなにおてんば台風二号のプーもいて、テリーは寂しい思いをすることなく富士山近くの景色や、広場で遊べました。
この旅行では他にも事件がありましたが、それはまたおいおい書いてゆこうと思います。
さて、ワンも泊まれるペンションで一泊し、旅行のメインイベント『富士スバルランド・ドギーパーク』へ!!
ここはワンを連れて入ってよいワンと交流する為のテーマパークなんです。
お好きな犬とお散歩も出来ますし、ドッグランもあると言うことでとても楽しみにしていました。
しかし・・・ここには犬以外にも動物がいたんです。
それは・・・鹿と白鳥!
鹿は鹿専用のスペース(囲いがあって入れないようになっている)に、白鳥はワンとの散歩コースに作られている川にいました。
この川には橋がかけられていて、ワンと一緒に渡る事が出来ます。
優雅に水をすべる白鳥。
橋の側面は結構隙間が多く作られていて、ワンが水面を覗けるようになっていました。
テリーもプーも犬ですから、当然大きな白鳥(鳥に)興味津々。
特にプーはラブラドール!水鳥の狩猟犬のDNA入ってます。
『ワンワン!!ワン!!』
尻尾をブンブン振りながら白鳥に向かって吠えまくるプー。
テリーは静かに橋から首を出して白鳥観察。
プーに吠えられ白鳥の数羽は橋から遠ざかってしまいました。
しかし・・・逆にこちらに向かってくる2羽がいました。
首をもたげ、まっすぐにこちらを見据え・・・両方の羽を膨らませ(不良が肩をいからせるかのような雰囲気)ドンドン橋に近づいてきます。
姉:『プー。そろそろ行くよー!!』
その声にプーは未練タラタラ橋を離れました。
廿楽:『テリー、これでゆっくり白鳥が見れるね~』
しかし、廿楽のこの考えは甘かったのだ!!
そう・・・なんで白鳥が二羽こちらに向かってきたのか・・・。
やつらは怒っていたのだ・・・。
そんなことも知らない廿楽とテリー・・・そして・・・ついに二羽の白鳥が橋の下に到着。
お互いに首を伸ばし、テリーと白鳥の目が合った!
グァァァ!!!グァァ!! カポン!!ガパン!!
突然二羽の白鳥がテリーに向かって半分飛び上がるような格好で威嚇の雄叫びとクチバシの突っつき攻撃!!
うわわわわ!!!
ビビッて慌てて端の反対側に下がるテリーと廿楽。
グァァァ!! ガパン!!
橋の下を通って一羽が廿楽達の逃げた端の回り込み後ろから再度威嚇!

もうビビリ入っている廿楽とテリーはダッシュで橋から退避!
橋から降りると二羽の白鳥は満足したのか群れの方へ帰って行った。
しかし・・・白鳥達には廿楽とテリーが二羽の白鳥にビビッた=自分らも威嚇できるという自信を与えてしまった模様・・・。橋から降りて、川沿いを歩いていると明らかにさっきとは違う白鳥がスイーっと近くに泳ぎ来て
グァ!グァァァァ!!バシャバシャ!!
威嚇。
ご想像の通り、不意打ちでしたとも!一人と一匹はめっちゃビビリましたとも!!ダッシュで川自体から離れましたさ!
なんなんだよーーー脅したのはテリーじゃないんだぞー!!!(見た目で十分脅してる?)
あんなに見た目綺麗なのに・・・白鳥・・・コワイです。いじめっ子です。
冷たい水面下で人知れず水を掻きまくる奴等の根性は伊達じゃありません。

後日談・・・なんと父親が撮ったホームビデオに二羽の白鳥が寄って来たあたりからテリーに威嚇し終えるくらいまでがバッチリ写っていました・・・父親の笑い声と共に・・・。
お父様・・・ひどいですぅぅぅ。


暴露その十七 今回は廿楽が目撃したわけではないので、両親の話をもとに廿楽表現でお送りいたします。
『ぷらいど-2004-新春』
廿楽宅には2年程前から年末年始に台風が訪れます。
台風一号:従兄弟(兄・・・といっても廿楽より年下)宅のお子様 長男:2歳 長女:1歳
台風二号:姉夫婦宅の『プー』:黒ラブラドール:2歳(女の子:トッティーと兄弟)
台風三号:従兄弟(弟)宅の『トッティー』:黒ラブラドール:2歳(男の子:プーと兄弟)

の三台風です。
今回は姉夫婦が外国旅行の為、台風は一号と三号が上陸予定。
本当は一号と三号は同時上陸予定でしたが、車に入りきらなかったことと、三号(トッティー)が一号(長男)をどついて遊ぶので、これにテリーが加わると危険と判断され一日ずらしての上陸となりました。
テリーは子供が大好きなので、台風一号の上陸は大歓迎。
長男がお気に入りの仮面ライダーのバイクのおもちゃを走らせると彼と一緒になって追い掛けて遊ぶ。
テリーは子供をどついたりはしないので、長男も恐れることなくテリーと楽しく遊んでくれる。
更に夜半には廿楽が彼氏を連れて帰宅し、テリーにとって嬉しい年始になりました。
そして、次の日台風三号トッティー上陸!
この日廿楽は朝から高校時代の友達と外出。
テリーは女の子。トッティーは男の子。だから喧嘩にはならないと廿楽を含め、誰もが思っていた。
しかし・・・トッティーはプーと兄弟。
プーは気の強い、やんちゃ過ぎて、可愛いんだけど・・・可愛いんだけれどちょっと大変な女の子。
彼女がどうやんちゃか・・・すこーしだけ教えます。
テリーのご飯を奪う。両親の部屋のぬいぐるみを持ち出して噛んで遊ぶ。部屋のテーブルに飛び乗る。
ペットシーツをしいても、的を外す。玄関の網戸を壊す。(網戸にトドメの一撃をしたのはテリーだったが・・・)
客間や廿楽の部屋にドアを開けて入り込み粗相をする時はウン●とオシ●コの同時攻撃。
1年程前に姉夫婦とプー、テリーと廿楽家族で初めての旅行に行ったんですが、廿楽、旅館についてすぐにプーに教育的指導パンチを飛ばしてしまいました。
どうしてかと言うと・・・姉はちゃんとトイレや、躾はまぁまぁ済んでいるって言ってたのに
廿楽たちの部屋に『お邪魔しまーす。わーい!』と入ったと同時にいきなり皆が座って茶を飲んでいるテーブルの上にジャンプ!
スパーン!!!
『なにやってる!!プー!!』

思わず廿楽は姉夫婦の犬ということも忘れ瞬間的に横っ面に裏拳入れてしまいました。
このプーちゃん実は正面向かせて説教すると『聞きたくない!』とばかりに強引にそっぽ向くんですよ・・・。
だからうちに遊びに来ると『こら!プー!』の3回に1回は廿楽の教育的指導が入ります。
それは裏拳だったり、マズル噛んだり、首の後ろを掴んで行動を止めたり。状況に応じて変わります。
でもこんなくらいじゃー、プーは止まらない。そんな気の強いやんちゃなお嬢さんと兄弟・・・。
でも、トッティーは話を聞く限りではプーよりもかなり控えめなおとなしい性格の子だったので大丈夫だろうと思ってました。
しかし・・・。
まだ飼い始めのプーにいろいろとちょっかいかけられ一時期とてもレトリバー系のワンが嫌いになっていたテリー。
そのプーとそっくりなトッティーは、おとなしくても正直家に入れるのも嫌だったのかもしれません。
かなり警戒して、トッティーの一挙一動を監視していた模様。
テリーの予想に反して、トッティーはプーほどの暴れは見せず、そこそこにお互いがなれてきた頃・・・。
母:テリーご飯だよ~おすわり~。
・・・(普段どおり素直にお座りするテリー)
ドドドドド・・・ガッ!・・・走り寄り、テリーを押しのけて食器に顔を突っ込むトッティー
ガッガッバクッ!バクバク!!・・・そのままひたすらにご飯を食べるトッティー
ワッワン!!ガウゥゥ・・・ワンワン!!・・・テリー訳:『まっ・・・待ちぃ!!それ、あたしのごはぁぁぁん!!!』
バクバクバクバクバクバク!!・・・テリーの抗議を完全無視!もう誰もトッティーを止めることは出来ない
カラララン・・・・。・・・綺麗に食べ終えられ、転がされた食器
いきなりの不意打ち・・・トッティーは見事にテリーの目の前でテリーご飯をぺろりと平らげてしまいました・・・。
さすがに従兄弟もこれはまずいと言うことでテリーがご飯を食べ終えるまでトッティーを隣の部屋に隔離。
テリーの食後トッティー復活。
テリーの毛がやや逆立つも、飛び掛るまではいかず、一応静かな時間が過ぎてゆく・・・。
そして・・・だいぶ落ち着いたのを確認して
母:テリー、トッティーおやつあげるね~
と、母が取り出したのは、テリーお気に入りのおやつ。
これは、テリーの大好きなおばさんがわざわざテリーにって持ってきてくれたおやつだった。
さっきはテリーのご飯を先にあげようとして、トッティーに奪われたので、今度は喧嘩しないように同時にあげたらしい。
すると・・・
バク!・・・テリーが一口でおやつを食べた
ガルルゥゥゥ!・・・毛を逆立て、牙をむき、テリーがトッティーに襲い掛かる
バシ!
・・・トッティーに二本足で立ち上がり顔面に体重の乗ったいいパンチをお見舞い
ポロッ。・・・パンチの衝撃でトッティーの口からおやつが落ちる
バク!ゴックン。・・・トッティーの落としたおやつを奪い一口のもと飲み下す。
ガルゥゥ・・・ボカボカダン!ベシベシ・・・蹴り踏み蹴り蹴り・・・ガタン!!ガァァァ!!・・・殴りあい転んでもその状態から蹴りを放ち体制を立て直し相手のいいポジションに噛み付こうと攻防!
突然の喧嘩に一瞬呆然と見ていた両親が慌てて二匹の間に入って仲裁・・・。
二匹を離した時・・・両親の証言では、もう超!勝ち誇った顔をして、トッティーをにらんでいたらしい。
そして・・・トッティーはその後帰るまでずーーーーっとおとなしかったそうです。
多分・・・自分のテリトリーに入り、ご飯を奪い、更に自分と同等に扱われたトッティーに対し、テリーが行動でもって順位を保とうとしたのではないか?
そして、おとなしくなったと言うことは、今回はおやつを奪われた時の攻防でトッティーが負けたんじゃないかと廿楽は思っている。
あと数日したら、今度は台風二号。最大のライバル。プーがやってくる。
頑張れテリー。行け行けテリー。フローリングを生かして背中で廻りながら蹴りを放つんだ!!!


暴露その十六
『出る鼻は打たれる?事件』
テリーは結構犬以外の動物が好きです。(幼児誘拐するくらいですから・・・)
そして、犬以外の動物は大概テリーの(犬の)ことが嫌いです。
そんな動物達はテリーが近づくと全身で嫌いの意思表示をします。
でも、テリーはそんなことを気にしません。
廿楽の近所には結構野良ニャンコが住んでます。
当然散歩に行けばニャンコとばったり出会ってしまう回数も多いです。
全身の毛を逆立てて、体を丸くして威嚇するニャンコをテリーは尻尾ブンブンで構えます。
まだ普通の道で出会う分には廿楽がテリーの突撃を止めることができるのですが、リードを話してあそばせている時には止められません。
この日もそうでした。
ちょうど廿楽の胸あたりまでの高さの塀の上で、ある野良ニャンコはぽかぽか日向ぼっこをしていました。
普段ならテリーが突撃する前にニャンコ達は気づいてテリーの手の届かない所に避難します。
しかし、そのニャンコはどうやら熟睡中で、テリーの突進に気づきませんでした。
テリーは二本足で立ち上がり、塀に前足をかけ・・・ニャンコが気づきました。
ぷし。
その瞬間はそんな音が聞こえた気がしました。
全ての音と時間が止まったモノトーンの世界(廿楽には時がとまって見えました)・・・その静かな世界でテリーは驚いて塀から落ちつつも繰り出した猫パンチをその鼻先で受けていました。
当然爪は出ています。

モロ。

刺さってます。

痛そうです。

テリーの鼻にちょっと引っかかるような形で落ちたニャンコはそのまま猛ダッシュっで逃げていきました。
そして・・・塀に足をかけたまま・・・鼻先に猫爪の穴をこさえて硬直するテリーだけが残りました。
これは・・・痛い・・・(ーー;)
でも、この時も、テリーは無言でした。
そして静かに前足を下ろし、すごく凹んだ様子でこちらに帰ってきました。
それから暫く、テリーの鼻には猫爪の穴の後が残っていました。
、テリーのニャンコ好きは1回の鼻パンチごときでは変わりなく・・・その数日後・・・たまたま廿楽宅の物置にやってきた子猫にまたまた尻尾ブンブン大喜び!
家族の制止を振り切って『うわぁぁぁい!ちびニャンコぉぉ~』と物置に頭を突っ込み・・・。
さく。
一瞬震えたテリーの後姿で家族全員何が起きたかはわかりました。
またしても硬直しているテリーを物置から引っぺがしお家の中へ・・・。
ちびニャンコは家族の隙をついて物置から逃げて行きました。
そして・・・テリーは更にお鼻の穴を増やしました。
傷が癒えた今でもよーく目を凝らすと刺さった部分わかります。
でも!今日もニャンコを見つけてテリーは尻尾ブンブン!突撃準備。
喉もと過ぎれば熱さ忘れる。うらやましくも可愛い性格です。


暴露その十五
『テリー・・・誘拐事件』
テリーが確か大体7歳くらいの頃。
テリーは毎朝廿楽と共に決まった散歩コースを周ります。
ごく稀に違うコースに行きますが、テリーの気分と廿楽の気分が一致しないとコース変更はできないので本当に稀です。
そして、この日はその稀な日でした。
いつもは通らない道、いろんな匂いの誘惑がテリーを待っていました。
この匂いあの匂い・・・廿楽と一緒に匂いをかぎかぎジグザグに道を進むテリー。
そしてあるお家の前を通りかかった時、テリーの歩みが止まりました。
ピィ・・・キチチ・・・ピィ
なんだか不思議な鳴き声が家と家の間から聞こえてくる・・・。
その隙間に突っ込もうとするテリーを抑えつつ廿楽が覗くとそこには鳩くらいの大きさの鳥がいました。
逃げないのをちょっと不審に思いつつも、どう見ても野鳥・・・自然のままに・・・とそのまま放って行くつもりの廿楽をテリーは全身で止めました。
一人と一匹で人の家の前で不思議な鳴き声の中綱引き・・・。
勝敗はテリーの必殺首輪抜けで決まった。
自由になったテリーは鳥のいる隙間に突っ込む!
やばい!食われてしまう!!!危うし!野鳥!!
と慌てて廿楽も隙間に突っ込むと、逃げずにいる野鳥とその野鳥を守る様に足の間に挟んでいるテリーがいた。
へ?何で飛ばないのこの鳥?と、よく見ると、なんと雛鳥。
巣から落ちたのかと巣を探したけれど、それらしいものもなし。
ん~・・・幸い怪我も無いみたいだし元気に鳴いてる。
テリーは守る気マンマンで動かないし・・・・・・・・・廿楽根負け。
結局雛を保護と言う形で家につれて帰った。
幸い野鳥の保護の指定病院も近くにあるので会社を午前休してつれてゆくことにした。
とりあえずダンボール箱に新聞しいて雛を入れ、廿楽は病院肉準備。
準備の間中テリーは雛の傍からまったく離れない。
雛が鳴けばテリーも鳴く・・・雛が動けばダンボールに頭を突っ込んでなめようとする。
ダンボールの中で必死に逃げる雛。追いかけるテリー。
テリー・・・雛の事守っているつもりなんだろうけど・・・それ、すごい雛にとって迷惑・・・。
病院に保護したいきさつを電話で話しいざ出発。
病院の待合室でもテリーはずっと雛を覗き込んでいた。
そして、野鳥担当の先生が保護した雛を確認しに来た。
先生は一目見るなり・・・『あ~駄目だよ~連れてきちゃ~』
と言うからてっきりテリーのことだと思った。
廿楽:『あ・・・やっぱり犬は駄目ですか?』
先生:『いや、犬じゃなくてこの雛』
廿楽:『怪我とかしてるんですか?』
先生:『いやいや、この子は巣立ち雛だから』
廿楽:『すだちびな?・・・飛べないのに巣立ってるんですか?』
先生:『そう。だからこの子のそばには親鳥がいたはず。この子は今お腹がすいている以外は健康体。』
廿楽:『・・・(汗)』
先生:『駄目だよーワンちゃん。(テリーの頭をなでなで)これじゃ 幼児誘拐だよ
ガーン!!!ガーン!!ガーン!
・・・・・・保護したつもりが実際は誘拐犯ですか!うちら。
先生:『今ごろ親鳥が心配しているだろうから早く親元に帰してあげて下さい』
そういって廿楽のショックを気付かないまま先生は笑いながら去って行きました。
あああぁぁ・・・会社を午前休までしたのに誘拐犯かぁ・・・
か~なり凹んだその帰り・・・嫌がるテリーを無理やり引っぺがして雛鳥を下の場所に置いてゆきました。
周りをよく見ると確かにちょっと離れた所に親鳥らしき影が見え隠れ・・・。
(ごめんなさい。知らないとはいえ・・・誘拐しちゃいました・・・。)親鳥に頭を下げてテリーが首輪抜けしないよう抱っこして帰りました。
次の日の朝、やっぱりテリーも私も心配だったので誘拐現場を見に行ったらいなくなってた。
きっと今ごろは大人になってどこかで雛でも育ててるんじゃないかな・・・と思ってます。
事情を知らない人に誘拐されないよう気をつけてね・・・野鳥。


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