いのちの授業
わたしの仕事の信念の一つに農業と教育は連動しなきゃならない。。という思いがあります。 近年、食育の普及が叫ばれてますが、いろんな取り組み、切り口があるのは結構なことで、私はイチゴ農家なので、いちごの栽培を通じて、道徳教育ができないものかとチャレンジの日々です。9月27日に植え付けた小学校花壇のいちごたち。。今日、13人のクラスメートのうち、一人だけいちごが一株、枯れてしまいました。それで今日は昼休みにお別れ会をしてきました。順調に育っているお友達の株は、もう一週間後には初収穫を迎えるでしょう。。 この喜びも枯れたお友達とどう共感していけるか、ここに考える機会を与え、子供なりに心が動き合うんですね。わたしは聞きました。 「収穫が始まったら、Nちゃんにどうしてあげようか?」即座に、「みんなで分けてあげる。。」との回答。。それは想定内でしたが、褒めました。 が、それだけじゃNちゃんは心が晴れないですよね。いいないいなってたくさんいちごが実る子供を羨ましがるかもしれない、ハウスに行きたくないというかもしれない。。 でもこれが学びのチャンスです。ここから担任の先生と協力して子供たちの成長を見守ります。 アラームがなった時に方向性だけ教えます。 さて、12月の収穫期、どうなりますやら。。子供たちの成長が楽しみです。 枯れたイチゴの命は無駄にはしません。