ことこと@チェンマイ! タイ移住ドキュメント&北タイ通信♪

2006/04/03(月)19:54

「エラワン廟破壊事件」のその後

タイを知る!(77)

先日、バンコク中心部にある有名な「エラワン廟」が精神疾患のある男性によってトンカチで本尊ともども破壊され、犯人はその場で怒った市民(警備員?)によって殴り殺されるというショッキングな事件が起きた。タイ人は温和で優しいというのが外国人から見た定評であるが、本当はキレたときのタイ人は実に恐ろしい。目がイッちゃってるもんね、何かが取り憑いたみたいに。それを象徴するかのような出来事だ。 かのエラワン廟は、タイのどこででも見られるビルや家屋の敷地内に建てられている祠と同じく本来は「エラワン・ホテル」の祠なのだが、タイ随一の霊験あらたかな祠との評判で、常に参拝客でいっぱいである。いってみれば土地の神様なので、仏教というよりはタイの土着信仰に属するものかな?この辺は日 本の「八百よろずの神様」と共通するものがあるように思う。 そのエラワン廟だが、ちょうど昨日通りがかった際にどうなっているののか覘いてみたら・・・ ん??前と変わってない?? だが、よく見ると本尊様は額に入れた「絵」である。まあ急場の仮復旧というところだろうが、とりあえずはヨカッタヨカッタ。参拝客もいっぱいでタイ舞踊のおねいさんたちも以前通りだし。 昨今の政情不安もあり、エラワン廟の破壊は何かの変事の前兆という不安の声もあがっていて、犯人の死も「エラワンの神様が下した罰」とも言われている。目撃者によると犯人は死ぬほどな殴られ方はしていなかったそうだ。ひとまず今回の復旧でどうか怒りを鎮めていただければ・・・。

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