ことこと@チェンマイ! タイ移住ドキュメント&北タイ通信♪

2013/05/26(日)11:13

チェンマイ旧市街でまったりしよう!(4年振りチェンマイ訪問記~その3)

北タイへ行こう!(43)

4年振りのチェンマイ訪問記。久々のタイねたってことで更新ペースも上々♪ よくチェンマイは「タイで第二の都市」といわれるが、「大ウソ」である。 ホテル以外に目立った建築物もない田舎町だし、人口からいっても県・市のいずれにおいてもタイ全土で5本の指にすら入っていない。 タイには日本のような住民登録制度がないので正確な統計はイマイチわからんようだが、どっちみち少なくともタイで3位以内には入っていないことは確実であろう。 そんな新興国のほんの中小都市のチェンマイであるが、今やワタシのホームタウンであり、もちろん大好きな場所だ。 チェンマイというと最初にイメージされるのが、「旧市街」であろう。 チェンマイはかつてタイ北部一帯を支配したラーンナー・タイ王国の王都で、城壁とお堀に囲まれた旧市街はいわゆる城塞都市であったらしい。 旧市街の内部は高層ビルの新築が禁止されていることもあって、古色蒼然とした町並みと無数の寺院が散在していて、落着いたノスタルジックな雰囲気である。 旧市街を散歩していると、どこを歩いてもお坊さんの姿を見かける。お坊さんの学校に通う少年僧もあちこちで見かけ、かわいらしいものである。 あとは汚らしく破廉恥な格好の欧米人がうろちょろしてるのが目障りだが、それさえガマンすれば、目的の場所を特に定めなくてもこの約1.5キロ四方の旧市街の中をあちこち散策するのは大変楽しく、気持ちがいい。 かなり以前になるが、ワタシが会社を辞めて職にも就かずチェンマイでぷらぷらしてたとき、旧市街のお寺の境内の涼しい場所を見つけては、終日瞑想(・・・という名の昼寝)に耽っていたものだ。 今回のチェンマイ訪問も期せずして同じような状況で来ていて、同じように旧市街のお寺の木陰でたらたらしている。 人生の節目で疲れているとき、なぜかこの町がワタシを呼んでくれて、まあちっと骨休みせえやと優しく包んでくれてるような気がしてならない。 とにかく縁を感じる町だ。 旧市街を囲むお堀と城壁・城門はなかなかよい雰囲気であるが、ほとんどはかなり新しい時期に復元されたもののようだ。 以前に参照した文献をなくしてしまったので確かではないのだが、古くからの遺構が残存しているのはほんの一部で、それ以外は崩れてしまった城壁を無残にも取り壊して観光用に再建したものだそうである。 配置やサイズなど現代のクルマ社会に合わせて作られているので、昔のものを再現しているわけでもないらしい。 旧跡の保存にやかましい日本人からみると信じられない蛮行であろうが(ワタシも最初はそう感じた)、その辺がタイと日本の文化の違いであろうか? タイのお寺なんかを見ても、タイのどこへ行ってもとにかく金ピカの豪華絢爛。町を散策していると、必ずどこかのお寺で再建や修復工事をしているのを見かける。 日本のように、建造ウン百年とかいう「古さ」をウリにする観光地というのをタイではあまり見かけない。これは推測だが、タイでは古いものをただ保存することには意味を見出さず、モノはそのときに一番使いやすい形で使い続けてこそ価値があるのだというのが、タイの文化なのだろう。 さらに興味深いのが、旧市街の外を東に行くと、メーピンホテルの裏道沿いに、古くからの城壁の跡が、こちらは一応現存している。 といっても、ここが観光地として紹介されることはないし、開発で無残に削られてゴミが散乱してひどい状態だ。史跡として保存する気は「ほぼゼロ」ってことがひと目でわかってしまう。 この辺り昔は悪名高い「赤線地帯」だったらしいが、今はほんの一角にバービア街と胡散臭いショーパブが一軒ある程度。そうした夜の歓楽街はある意味「無形文化財」といってよい寂びれ感がみなぎっているそうだが、ワタシは不勉強ながらチェンマイではそうしたところを探検したことはない。行ってもサホド楽しいわけでなく、モノの哀れを感じるのがオチってことのようなので、今後も多分行くことはなかろう。 さて、次はどこに行こうかね・・・。 (つづく)

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