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テーマ:あの本、おぼえてる?(347)
カテゴリ:あの本、おぼえてる?
昨日ちょこっとふれた「ロバート・A.ハインライン」について、書いてみましょう。
最近は、「スターシップ・トゥルーパーズ」の原作として、「宇宙の戦士」が、知られているようです。 でも、「宇宙の戦士」と「スターシップ・トゥルーパーズ」は別物のようですね。私は、映画の方は見ていません。だって、パワードスーツが出てこないんだから。(ガンダムのモビールスーツの元ネタ) 私が一番好きだったのは、「月は無慈悲な夜の女王」ですね。「宇宙の戦士」が軍隊・戦争・右翼のイメージだったのに、この作品は、「革命教科書」ですからね。 私は、両作品ともただのエンターティナーとして読みました。そのころは、ハインラインについての毀誉褒貶が激しかったようです。 個人的には、ハインラインは主義主張より、正直者の合理主義者というイメージがあるのですが。 さて、本作品ですが、月が地球の植民地となっている時代。月から、地球へは農産物が送られています。ところが、農産物の形で水を地球に送っていると、月では水が枯渇することになるのです。 このままでは、月で飢饉が発生し、食糧暴動が起こることに気付いた主人公たちが、革命を組織し月を独立へと導くのです。 マーク=マイクロフト・ホームズという意志を持ったコンピュータが登場します。意志を持ったコンピュータは、今では当たり前ですけどね。かわいくて、面白かったですね。 意志や知性はあるのに、感情面が未成熟な登場人物の描写が、ハインラインは得意なんですね。「異星の客」の主人公も笑いが理解できなかったし。 長編をネタバレしないように、紹介するのは難しいです。特にSFはストーリーが面白さの命みたいな所があるから。 とりあえず、トム・クランシーが好きで、SFが好きならオススメです。 今回、ハインラインの事を調べようとネットサーフィンしていたら、すごいサイトを、いっぱい見つけました。本当に世の中には、”過剰”な人達がいますね。尊敬します。 自分には足りないところです。 ※1 今回「月は無慈悲な夜の女王」のリンクが上手くつながらなかったので、興味のある人は、自分でアマゾンでも楽天ブックスでも行ってくだされ。 ※2 ファンサイトをいくつかみつけましたが、スゴイと思った2つを勝手に紹介します。 (地球と海とバリアフリーを考える web site ようこそ/トップページ by 西村屋) (「ロバート・A・ハインライン氏のSF小説めぐり」<Rocket Ship Heinlein> by阿久津 和美 氏) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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SFは学生のときに結構読みました。ハインラインも多分読んだと思いますが、もう忘れました。
書き込みありがとうございました。 (2005.03.13 19:48:00)
ulandさん
>SFは学生のときに結構読みました。ハインラインも多分読んだと思いますが、もう忘れました。 > 書き込みありがとうございました。 ----- こちらこそ、ありがとうございます。 (2005.03.14 06:22:49)
わたしも子どもの頃、結構はまりました。
正義の合理主義って感じが好きでした。 (2005.03.14 09:42:12)
佃島ひとり書房さん
>わたしも子どもの頃、結構はまりました。 >正義の合理主義って感じが好きでした。 ----- 素晴らしい譬えありがとうございます。そのとおり、「正義の合理主義」なんですよ。右翼とか左翼とかじゃなくて。 (2005.03.14 20:40:05) |
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