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テーマ:あの本、おぼえてる?(347)
カテゴリ:あの本、おぼえてる?
「自らの無意識の巨大な潜在能力を信用せよ。」
と、突然ひらめいた。 昼休みに、今日書くネタを考えている時である。 ひらめいたと言っても自分の考えではないはず。あれこれ思いだしていると、立花隆の本ではないかと気づく。 家に帰って、本棚をあさっていると、ありました。”「知」のソフトウェア” 講談社現代新書 情報のインプットからアウトプットまでの方法論や心構えが、実際の取材の過程を例にして書かれている本です。 その例が、ロッキード事件の時のスクラップの作り方や、田中角栄金脈事件の時の 「材料メモ」、「年表」、「チャート」である。 中身が濃い。 田中角栄が逮捕された時に高校1年生だった私には、例だけでも興奮ものだった。 今、読み返してみると、1~2ページごとに一つずつネタがある。普通の著者なら10冊ぐらいの本になるのではと思わせる、材料の使い方。濃縮スープである。 どきっとしたのは、インプットとアウトプットの比率の話。書く量の何倍も情報を入れなければ、中身が薄くなってしまう。 うーん、反省。最近読書量が減っているなー。 知的な話を書きたい人、読むべし。だまされやすい人も、読むべし。過剰な人に圧倒されたい人、読むべし。 ※1 立花隆氏の中身の濃さは、小松左京氏の話の濃さに通じる。伝えたいことがありすぎて、ふくらむ話をおさえておさえて書いている感じがする。 ※2 ”前に同じ本を何度も買う話を書きましたが、また、ありました。今日の本を捜していたら、 「最新・アメリカの軍事力―変貌する国防戦略と兵器システム」江畑謙介 講談社現代新書が2冊、出てきた。 うーむ、年末にずいぶん整理したつもりだったのだが。 今回は2冊しかないから、いいか。(よくない) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.18 21:54:13
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