2005/08/29(月)21:10
怖い話から、笑い話へ。
職場で怖かったことの話になった。
で、帰りの車の中で思いだした。
最初の任地は島だった。学校はキビ畑の中にあり、運動場の向こうは海。
残業して、仕事を終えて帰ろうとすると誰もいない。最後の一人になってしまったのだ。
ホントは警備のおじさんがいるはずなのだが、私が残っているのを良いことに、家に飯でも食いに行ったのか。
その場合は、全部戸締まりし、電気を消して、裏口から出る。
真っ暗闇である。
残業する前に、駐車場から事務所前まで車を運んでくる知恵はあったので、大した距離ではない。
抜き足差し足。その晩は、月もなかったのか、ホントに暗かった。
闇の中に、私の赤い車が見えた時はほっとした。で、車に乗ろうとした瞬間。
何かを、ぐにゃりと踏んづけた。
ワンワンワンワン。
「ウォー」
至近距離から犬に吠えられ、叫びながら、車に飛び込んだ。
気がつくと、犬の声は一匹ではない。
震えながら、エンジンをかけ、ライトをつけると、十数匹の野犬に囲まれているのだ。すでに、車に乗る態勢だから良かったのだ。
驚きは、恐怖に変わった。
ネイチャーサウンド 波~慶良間・久米島
島での思い出は、ほとんどは、笑い話。
役場に用事があって、行った時のこと。窓口で用事を済ませ、帰ろうとしたら、窓口のおばさんが、
「高校の人だよね」
「はあー」
「帰りにNTTで、電話料払ってきて」
「はっ?」
「おつりは、2年2組の○○に渡してね」
と、知らない人に、用事を言いつかってしまった。
しょうがないから、NTTで支払いをして、学校に戻り、生徒を呼び出しておつりを渡す。
職場の島の人間に話をしたら、
「あー、アレは、あんな人だから」で、お終い。
うーむ。
出張から、島に戻り、空港でバスに乗った。ふだんは、迎えか、知り合いがいるものだが、、誰もいないので、バス。
で、バスの運転手さんに、
「高校の方から、回りますよね?」と、確認。一周線なので、反対まわりもあるのだ。
で、しばらく走るとバス路線とは違う道へ。あれあれと思っていると、高校の真ん前に止まる。
「はい、にいさん。高校」
あっ、ありがとうございます。
バスといえば、こんな話もある。
台風が来て、バスが止まると、生徒が困る。バスにあわせて、授業を切り上げることにする。
で、バス会社に電話する。
「バスが止まる前に生徒を帰そうと思うんですが、バスは何時まで走ります」
「学校で決めなさい。学校にあわすよ」
おいおい、公共交通だろう。それで良いのか。でも、ありがとうございます。
「じゃ、すぐ帰しましょうね」
わたしも早く帰りたいので、即決。
「校長先生!次のバスで終わりだそうです」
沖縄のナ・ン・ダ!?
<楽天ブックスより>・・・ナンデ沖縄のバスはバス停で止まらないんだ。・・・
まっ、そんなわけです。
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※1 「沖縄のナ・ン・ダ!?」は私の経験したような話の集大成。でも、本島の都会の話なので、少しは常識的かな?
沖縄の天ぷらはソースで食べる、とかね。
※2 一人で赴任したのですが、帰る時は四人でした。