2009/02/02(月)06:18
納税者背番号制はどうよ?
昨日は"年寄りに確定申告は無理だろう”と言う記事を書きました。
ここで、思いつくのは「納税者背番号制」と言うやつ。
収入・支出、全部一つの番号で管理すれば、確定申告などいらないのだ。1年分が自動的に集計されて、「はい、あなたの税金はこれだけです」と出てくるの。
何で、こんな極論を言い出すかというと、わたしの仕事、学校事務には「授業料免除」という業務があるのだ。
家族構成や、仕事の有無、年収の状況、病気の家族のことなどを全部書いて、さらに、それの証拠書類をつけて提出するのだ。
これがものすごくうるさい。年収などは所得証明書だが、病気になると診断書、領収書が必要になる。(年取れば、誰でもあちこちに持病があるので、病気であるだけでなく、高額の医療費がかかることが必要になる)
仕事の有無は、ハローワークで仕事をさがしている証明が必要になる。家族の中に高卒のフリーターがいたら、根掘り葉掘り、なぜ仕事をしないのかなどと聞かねばならない。
だいたい、授業料免除を受けたいという家族は、書類仕事が苦手なのだ。現実の社会で儲かる仕事に就くための要件に欠けていることが多いのである。
授業料免除の書類も書ききれなくて、担任の先生や事務の担当者との合作になる。
中には、あまりの煩雑さに「もう良い」と言い出す人もいる。
そうはいかないのだ。
こうやって、授業料免除を受ける必要があるのに投げ出す人は、後で、授業料を払えなくなる可能性が非常に高い。
困ったモノである。
住基ネットでも納税者番号制でも良いから、情報を一つにまとめて、ボタン一つで「授業料免除」の該当者・非該当者って出てきたらいいなーと、夢想してしまうのだ。
あーあー。