いちごばたけのちいさなおばあさん![]() 書籍名:いちごばたけのちいさなおばあさん 著者名:わたりむつこ さく 中谷千代子 え 出版社:福音館書店 こどものとも傑作集 あらすじ:イチゴ畑の土の中にちいさなおばあさんが住んでいます。 いちごが赤くなるのは、 おばあさんが、土の中からみどりの石をほりだし、 おひさまの光を吸い込んだ水に石の粉をそそぐと、 ぱっと赤い色ができるのです。 そして、おばあさんは、あおいいちごに一つずつ 丁寧に塗っていくのです。 やっと塗り終え、おばあさんが一眠りして地上に出るとなんと! 一面の雪。 でもちゃんと雪の下にいちごはありました。 おばあさんは、こおったいちごをひとつ取ると、 大事に大事に抱いて眠りました。 感想:この本をはじめて読んだ子供の頃、 地下から掘り出す、緑の石と、太陽の光を浴びた水と というフレーズにドキドキしました。 本当に、そんなおばあさんがいるんだと 疑いもせず信じたものでした。 子供の心は、なんて純真なんでしょう。 そして、いつからその気持ちは消えてなくなるのかなぁ。(;;) |