2005/03/20(日)01:01
白木蓮の毛皮のコート。
隣のお寺の玄関に、
とても大きな大きな白木蓮の木があります。
青空をバックに
下から見上げる猫柳のようなやわらかそうなつぼみは、
日を追うごとにその存在がしっかり確認できるほどになってきました。
手の届かない、とても高くにあるつぼみたち。
今日、
長男の通うサッカーチームのグランドで
白木蓮の低い木を見つけました。
手の届くほどの高さで
つぼみを見たのは初めてでした。
いつも、高くにあったつぼみが
どんなふうにあのきれいな花びらを開くのか
よくは知りませんでした。
今日見たつぼみは、
猫柳のようなふわふわの毛皮をしっかり着ているものもあれば
今日の暖かさにその毛皮を半分脱いでいる途中のつぼみや
そして、咲く瞬間を待っているだけの花びらを閉じたつぼみがありました。
そうか~
こうしてコートを脱いで、下にあのしろいドレスを着ていたんだ!
新しい小さな発見に、
長男のサッカーより、つぼみを一生懸命見てしまいました。
咲くのはもうすぐ。
つぼみたちも
晴れの日を今か今かと、そわそわ心待ちにしているようでした。
早く見たいな、
あの胸のすくような
とても豪快で贅沢な
あざやかな満開を。