素敵なこと、京都から。

今朝はアサガオがひとつも咲かなかった。
咲き始めてからこれで２度目。

昨日の花はくしゃくしゃと萎んで
まだ柔らかに残像を残している。

子供の頃は、
その生の色を取りだすのに
二日目の花が恰好だった。

沢山の二日目を集めて
絞り出した色で
ティッシュを染めた。

染まったものをどうするでもなく
ただ染めることに満足を計った。


ただ、やってみたい事を
まっすぐに進めた幼い頃
単純に平和だったと思える。


泣きたい時に泣いて
笑いたい時に笑える
そんな簡単なことが
大人になっては難しくなる。


せめて、
思いきり深呼吸をして
大声をあげて
自分を確かめられたら。


明日は五つのアサガオが準備をしている。
過保護かもしれないけど
どうしても綺麗に咲いて欲しくて
蕾の位置を整えた。