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テーマ:心のままに独り言(8823)
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緩やかな朝、
ガスにかけた小さなやかんが ぐらぐらいいだしたので テーブルに運ぶつもりの珈琲を 手の中に包みながら 流しにもたれてお湯が沸くのを待った。 何気なく見やった天井に 大発見をして笑った。 越してきて一年半、 スイッチのその先を見付けられず そのままになっていた 気づかなかったソケット。 こんなところにあったとは。 笑えた次に泣けたのは 真っ白な真新しい壁に 最近ついた走りキズ その形が私のそれとよく似ていて また思い出してしまって 泣けた。 お湯の音に急き立てられて 我に返った。 小さな気づきは そうして思い出されては 時間が積もって 見えなくなっていくのが 少し切なくて、 でもそうでもしないと 前には進めないのかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 8, 2014 11:29:05 PM
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