2015/08/12(水)15:08
乳腺
痛い思いをして
マンモグラフィーに透過された
私の乳腺はまだ活きているという
末っ子を出産して
じき20年になるというのに。
自分では終えたつもりの
女性としての社会的役割を
気持ちとは別に身体が認めない。
年甲斐もなく高濃度の乳腺が
検査の正常化を妨げ
超音波での検査を余儀なくされ、
子宮に宿る筋腫の成長経過も
警告を受け、
役割の期間の予想外の下りに
少し可笑しくて。
まだ女性としての
生物的存在価値を持てることの
ちょっとした嬉しさと
それにより病魔に侵される
可能性が持続することで
必須とされるリスク管理に
少し戸惑いながらも
改めて
子を世に送り出すことの
大きさを思う。