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始まりはここからだった。
あの日の閃きを最期まで信じたかった。 たどった糸の まとわりついた力を 呼び変えてかざした 夜の白い雲 闇に浮かんだ白さに 力を貰えると思って。 もうすぐ来るハクモクレンの季節。 寒い夜と辛い気持ちと 天秤にかけて どっちが重いかずうっと考えていた季節。 暗闇から導いてくれた ハクモクレンの白は伐採されてなくなり 私もその土地から居なくなった。 新しい暮らしのなかで 時々思い出す、 寒さと辛さの比較 実態のない 痛みの形だけがあって、 空っぽな軋みに ときどき振り返るけれど 誰も知らない 今日の日を もう忘れないといけないと 思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 30, 2016 12:18:09 AM
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