素敵なこと、京都から。

人はやっぱり、
自分の手に無いものを欲しいとおもう。

多くの女性の暮らし方をしていた時は、
バリバリ働く人をすごいなって思った。

ちょっとだけ働き出した時は、
出張する仕事とかすごいなって思った。

グリーンプログラムが貯まるようになった時は、
恩着せられずに自分の足で立ちたいと思った。

子供達を養えるようになった時は、
仕事でも余人に替え難い人になりたいと思った。

このポストを離れられなくなった時は、
仕事を掛ける人になりたいと思った。

２つの名刺を持ち新しい事を始めた時は、
とにかく経験を重ねたいと思った。

想定外にも第一線に立たされている今は、
裏方の地道な仕事をして、
もう静かに暮らしたいと思いながら、
休日なのに今日もスタバでイス取りゲーム。

後ろの席に座る20年前の私の様な人を
羨ましいなと思いながら。