2006/06/05(月)23:13
余分な1ピース
今日は、昨日や一昨日ほど激しく、長男を「可愛くない」とは思わなかった。
可愛くてたまらない・・・・とも、思えなかったけれども。
ちょっとホッとした。
本当に、ちょっとだけ。
実家にいるとき、私はいつも「この家にとって私は余分だ」と思っていた。
まるで不良品のジグソーパズル。
全部組上がったのに、何故か一つ余った要らないパーツ。
組上がった絵が羨ましくて、なんとか中に入り込もうとするけれど、それは完成したパズルを破壊するだけで・・・。
友達といても、そうだ。
周りが盛り上がっていれば居るほど、溶け込めなくなる。
自分がそこに居ることに、違和感を感じてくる。
楽しいけれど・・・だけど私がここにいなければ、他のみんなはもっと楽しめるのではないかしら?
常につきまとう、そんな不安。疑問。
自分の家族を持てば、こんな感覚は消えるかと思った。
自分が居なければ生きていけない、小さな存在・・・自分にだけ伸ばされる、手。
でも・・・それは錯覚だった。
私なんかいなくても、子供達は生きていける。
優しい祖父母がいて、優しい父親がいて・・・ご飯を炊いて洗濯するのが私の役目なら、そんなものは家政婦にでも任せれば済むことだ。
私でなければならない理由なんて、どこにもない。
むしろ、我が子を愛せないような母親ならいないほうがマシだろう。
夫にしても、連日喧嘩ばかりしているような嫁には、いい加減うんざりしてるだろうし。
でも・・・だからといって、本当に荷物をまとめて、この家から出て行く勇気なんてない。
死んだりする勇気はもっとない。
だからときどき、考える。
事故にでも遭っちゃいたいな・・・・と。
私を、消しちゃいたいな・・・・と。
離婚なら体裁が悪いが、死別なら夫の再婚には何の問題もないだろう。
優しい後妻さんが来て、子供達も実の子以上の愛情を注いでもらって、みんな幸せになって目出度し目出度し。
・・・・・・と、ここらへんまで考えて、いい加減馬鹿馬鹿しくなって、思考を止める。
さて。
洗濯しなきゃ。