秋月春風 ブログ版

2006/07/02(日)20:28

バースデー記念写真

育児(次男TATSUのこと)(65)

 本当の誕生日からは一週間の前倒しだが、珍しく上の子の体操教室がない週末だったので、良い機会だと次男の3歳記念写真を近所の子供写真館に撮りに行った。 「自分の子を着せ替え人形にして何が面白いの?」 と弟に言われたことがあるが、そりゃああんた、面白いからに決まってるじゃないの。  子供の着せ替えは親の特権。本人達が心の底から嫌がるようになるまでは、撮らせてもらおうと思っている。  さて、店内に入って受付を済ませると、衣装選び。  今年は絶対に着せたい服があった。星の王子様の衣装である(絵本そのままではないが)。  長男も3歳のときに、この衣装を着せた。親馬鹿だが、ものすごーく可愛かった。  その写真をもとに作ったタペストリーは今でも我が家の壁に掛かっていて、次男はそれを羨ましそうに眺めていた。なので、3歳になったら君もね・・・と言ってあったのである。  3歳までは2着着せると(私が勝手に)決めているので、もう一着は本人に選ばせることにした。  渋いタキシードからパンクな革ジャンの上下まで様々な衣装があるなかで、次男が「これ!」と選んだのは、真っ赤っかな消防士の衣装だった。  ちなみに去年は、コックの衣装でお野菜と泡立て器片手に写っている。  ・・・・・・君は将来、コスプレイヤーにでもなる気か?  心で突っ込みを入れつつ、衣装を担当のお姉さんに渡す。  今日は特別日柄が良いわけでもなく、午前中であったせいか他の客が少なく、すぐさまお着替えということに  にこにこと更衣室から出てきた次男は、恐ろしいほど消防士の衣装が似合っていた。  その間、撮影係のお姉さん達は、小道具を探してあっちうろうろ、こっちうろうろ。これまでこの衣装を着た子が少ないのか、ぴたりとくるアイテムが見つからないらしい。消防士ならやはり散水ホースだろうと思うのだが、そんなものは当然無いので、スタッフが走り回って探してきたのは店舗備え付けの消火器であった。  煉瓦壁風の背景の前で、消火器の隣で腕組みポーズで立たされる次男。  長男はこういったとき照れてもじもじしてしまって、なかなか良いショットが撮れないのだが、次男は産まれた時から長男の撮影風景を眺めてきたせいか変に場慣れしていて、一歳当時から実に快調に撮影が進んだ。今年もポーズしたまま結構長い時間じっとしていられるし、表情等の要求にも即座に応えるので、さくさくと撮影が進んでいく。  背景等を替えて3パターンほど撮って、星の王子様の衣装に。  長男の頃から居るスタッフの方が、 「お兄ちゃんを思い出しますね~、懐かしい~、かわいい~」 と、しみじみ呟きつつ笑っていた。  長男の時は小道具に星の付いた棒を持たされたのだが、次男には紳士の持つようなステッキが与えられた。そのステッキの持ち方について、あれこれ指示されるのも反抗せずに素直に聞いて、こちらもぱっぱと撮影完了。他には階段のようなセットに座らされたり、ケーキと一緒にとったり、こちらも3パターン撮って終わりとなった。  衣装をお返しして、次は写真選び。  長男はとにかくスタッフの言うことを聞かないので撮影に時間がかかり、当然のごとくベストショットが少ないのだが、故に写真選びは実に簡単にあっさりと決まる。  次男はなまじ撮影時に全く手がかからないが故に、どれもこれもベストに見えて選ぶのが非常に難しい。だからといって、あれもこれもとやっていると支払い金額が恐ろしくふくれあがるので、アルバム用の2枚を毎度毎度夫とうんうん唸りながら決めることになる。  今年も散々迷った挙げ句、星空のようなスクリーンをバックに格好良く座りポーズを決めた消防士スタイルのものと、ステッキを持った王子様写真に決めた。その他に、ちょうどキャンペーン中で額を一つ貰えると言うので、アルバムから惜しくも外した写真で作ってもらうことにした。  写真が出来上がるのは三週間後。今からとても楽しみである。  それにつけても・・・こういう場所に行くと、片隅にひっそりと置かれている男の子衣装に比べて、店内の半分の敷地を埋める女の子用衣装の、なんと種類が豊富で可愛い事よ。女の子を持つ親御さんを本当に羨ましく思う。  セットも背景スクリーンも多種多様で、みんなすっかりお姫様になりきっている。  ときどき・・・うちのお人形持ち込んで撮って貰えないかなぁと思うことがある。  ポーズ取るのは人間よりもはるかに上手いんだし(ええ、だって動きませんから)、撮って貰う事自体はそれほど大変ではないだろうと思うのだが。  あの、手すりの付いた白い階段にうちの姫達を並べて撮ってみたいのだけどな~・・・・。  お店の人に相談しようかしら・・・と、ぶつぶつ口の中で呟いていると 「それだけはやめろ。店の人がよくても、他の客がひく」 と夫に言われてしまうのだった。 

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