秋月春風 ブログ版

2007/01/13(土)23:11

ひだまり新年会(パステル和アート編)

日常雑記(296)

 昨日は、rocoさんの開かれている「ひだまり」での新年会に参加。以前から興味があったパステル画の講習と、rocoさんのお友達でもあるラムリナさんのタロットリーディングのコラボが行われるということで、開催が告知されたときからどうしても参加したいと思っていた。そこで、少しずつ仕事を調整して休みを取ったのである。  いつもは自転車を漕いでいる時間に、都心へ向かう電車に乗って1時間半弱。ひだまりルームの扉を開けると、私と同じく参加者らしい女性が2名座っていて、窓際にrocoさんと長い髪の女性が居た。漏れ聞こえる会話から、その髪の長い女性がラムリナさんであるとわかる。挨拶をして荷物を置いたか置かないかのうちに、そのラムリナさんの口からとんでもない言葉が飛び出した。 「riokayaさんて、○○○○君の奥さんじゃない?」 「・・・・へ?」  まじまじとラムリナさんを見返す。確かに入室したときから見覚えがあるお顔のような気はしていたが、私の「見覚えがある」は割と頻繁にあってしかもアテにならないときているので、今回も気のせいか他人のそら似だろうと思っていたのだ。この時の私はおそらく鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしていたに違いないが、負けずに鳩豆な顔をして私とラムリナさんを見比べていたrocoさんに、「○○くんとは昔なじみで、同じ教会に通っていたから、結婚式とその前後に二回くらい逢っているのよ」と説明をするラムリナさん。世間て狭いわね~と笑う彼女を眺めながら、ああ、やっぱり・・・・・・と思ったが、肝心な名前が出てこない。今でも時折夫との会話に出てくるのに。「私、○○。覚えてるかしら?」問われて、首を力一杯縦に振る。rocoさんが放心しきったような顔をして、それを見ていた。  まず最初にお会計を済ませて、ラムリナさんが作ってくださったブレスレットを受け取る。「riokayaさんて見かけは霞草だけど、エネルギーは太いのよね」と笑いながら仰るラムリナさん。エネルギーはともかく、見かけよりははるかに逞しいとか、気が強いとか、賑やかだの五月蠅いだのと言われることは多いので、「はぁ、そうなんですか、やっぱりですか・・・」などと口のなかでごにょごにょ呟きつつ、席に着いて包みを開く。中から出てきたブレスレットは、ローズクオーツをメインに、レインボームーンストーンやブルーカルセドニー等淡い色調の石が使われていて、とても可愛らしかった。所々に使われている小さな小さなガーネットが、パステル調の他の石達の間で程良いアクセントになっていて、全体を引き締めている。中央にはエレスチャル。天使の波動を持つ石らしい。私のサポートをしてくれるというそのブレスレットを、早速腕に着けて裏から表から眺め回して、にまにま。更に、11月のヒーリングの際にrocoさんにお願いしたホワイトオパールのネックレスと、ルチルクオーツのペンダントヘッドを眺めて、うっとり。どちらもとても素敵な仕上がりで、頼んで良かったと心から思った。  そうこうしているうちに、次々と参加者の方が集まってきて、いよいよ開会。別室でラムリナさんが個別にタロットリーディングを行い、他の参加者はパステル画の製作である。できあがりサイズにセロテープの枠が貼られた画用紙を渡され、「今年のなりたい自分を思い浮かべながら『まる』を描いてください」との、rocoさんのお言葉。このお題は事前に聞いていたのだが、その時から、青を基調とした絵を描きたいとずっと思っていた。 そこで、まずは綺麗な青系のパステルに手を伸ばし、金差しで削る。化粧用のコットンにその粉をこすりつけて、そっと画用紙に色を乗せる。あまり細かいことは考えず、なんとなく、なんとなく・・・と、思うままに手を動かしていく。そのうち、私の大好きな画家である「きたのじゅんこ」さんが、青い球体を描くのに黄色を効果的に使っていたのを思い出し、真似て黄色を核の部分になる部分に乗せてみた。・・・うん、良い感じ。円が立体的な球になったような気がする。  その後は、濃淡様々な青のパステルを削って少しずつ円を大きくしていき、その淡い青玉が目立つように余白には赤系の色を乗せてみた。最初はガラスの球体をイメージしていたのだが、次第に中央にきらきらした小さな光が欲しくなった。ああ、星が生まれるところにしたいな~というような思いが沸いてくる。白色ジェルインクのボールペンが用意されていたので、それでちょんちょんと白点を散らした。更に螺旋のイメージが沸いてきたので、蛍光色のパステルの角を使ってくるくると何筋かの螺旋を描いた。  まだまだ描き足りない気もしたが、2時間で二枚描くはずなのに相当時間を費やしてしまったし、色が交ざりすぎて却って汚くなってしまうような気がしたので、思い切って終了。定着スプレーをかけてもらい、サインを入れて、セロテープを剥がすと、それなりに見られる作品になった・・・ような気がする。  この和アートの良いところは、これが正しい・・・というものがなく、全てが自由で描いた人それぞれのものである・・・という点である。参加者の作品が出来上がる度、rocoさんが額に嵌めて全員に御披露目してくれるのだが、どの作品にも心に響く何かが感じられて、皆から感嘆の声が上がるのだった。私の時も、皆さん「綺麗」と仰ってくださり、図画工作美術万年3だった私は、全身がこそばゆくなるほど嬉しかった。  二枚目は、エンジェルカードを引いて、そのメッセージも踏まえた上での「今年の自分」である。私が引いたのは「ユーモア」のカードだった。ユーモア・・・実は、かなり私とは縁遠い言葉である。私はお笑いを見るのも演じるのも大の苦手なのだ(私が至極真面目に言ったりしたことに対して、周りがお腹を抱えて笑っていることは時折あるが)。思わずカードを手にしたまま硬直してしまったが、その言葉の下にあるメッセージ文を読むと、別にお笑い芸人の道を目指せとかいうことではなく、肩の力を抜いて、何事も楽しんで・・・というような意味であると読み取れた。確かに私には「・・・ねばならない」的な考えに囚われて固くなり、身動きがとれなくなってしまうようなところがある。では型にはまらず柔軟に、しなやかにふわふわと適当に上手いこと世渡りしたい・・・というイメージを、海月に託して描いてみることにした。  海月は高校の生物室で飼われていて、よく水槽を覗かせてもらっていたから、比較的簡単に描けるような気がしたのだが、実際に描き出すとやはり正確なところはなかなか思い出せない。よって仕上がった絵は、一応海月に見えるけど・・・な出来だった。まぁ、記録図を描いたわけじゃないんだしぃー、和アートなんだしぃー・・・と自分を慰めつつ、rocoさんにスプレーしてもらって、サインを入れる。どこに入れようか少し迷って、海月本体に刻印のようにして書き込んだ。そう、この海月は私。私は今年、海月になるんだもーん・・・と、意思表明する気持ちで。 つづく。

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