2009/01/17(土)10:47
続・お雛様どうしよう
先日、一度はすっぱり諦めよう…と思った、人形作家さんのお雛様。
未練がましくその写真も含めて、*麻*さんに
「どれが娘に一番良いかしら?」
と数点の商品の写真をメールに添付して視ていただいたところ
「一目見てこれだとわかりました」
とお返事いただいたのが、なんとその作家さんの一点物で。
泣くに泣けず、笑うに笑えず……。
昨日引いたオラクルカードで「執着を捨てる」なんてのも出たことだし、一度完全に気持ちをリセットして、最初から雛人形選びをやりなおしたいと思うのだが……。
夫がインフルエンザから回復しきらず、この週末は自宅から離れられそうにない。昨日から隣市で、大規模な展示即売会が開かれているので、出向いてみようかな…なんて思っていたんだけど……無理だろうな。
ネットショップなんかみていても、ちらほらと売り切れ表示が出だした店もあり、じわりじわりと焦りも湧いてくる。
人形に興味の無い夫などは、私の様子を半ば面白おかしく眺めているようだが……。
実を言えば、私はお雛様が怖い。
原因になっているのは、美内すずえ氏の「妖貴妃伝」という漫画だ。
主人公の少女が、電車自殺と断定された親友の死に納得出来ず、真相を調べるうちに、人形に魂を移して不老不死を手に入れ、政界や経済界を背後から操る一族の秘密を知り、同じく命を狙われる…そんなストーリーなのだが、その魂の入れ物の人形が、お雛様仕様なんである。
主人公が自室で視線を感じて、ばっとカーテンを開いたら、窓に雛人形が3体くらい、べったりと……。
ぎゃああああああああぁぁぁあああっ!!!
……ってなことで、私に限らず、私と同世代の人間にはこの漫画がトラウマとなり、人形が苦手、嫌いになってしまった人は多いのである。
そんなこんなで、できるだけ顔に怖さを感じないもの……と探していくと、大概ある程度値の張る商品であることが多い。そうでなければ、母が嫌がる木目込み人形になってしまうか……である。
(何故そんなに母を気にするのかと言われるかも知れないが、彼女の性格上、死ぬまで桃の節句が来るたびに、文句を繰り返すのが目に見えているからである。そんな鬱陶しい事態は、できれば避けたいし、同じ避けて通れない道なら、一番気に入っている作家一点物を購入して文句言われたほうが、まだマシである)
とりあえず、神様や天使様に
「娘にとって一番良い物が、家計にも私の精神的にも無理のない形で、ベストなタイミングで手に入りますように」
そうお願いしてみているところである。
あーめんそーめんひやそーめんっ!