秋月春風 ブログ版

2009/09/19(土)21:05

長男の運動会

 今日は長男の運動会だった。  今年は初めて夫職場の運動会と日程がずれた。夫に初観戦して貰えることも嬉しかったし、支度等に手を借りられるのも大助かり……と、気を抜いたのが大失敗で、起床予定時刻よりも一時間寝坊。余裕を持って出かけるはずが、結局バタバタになってしまったのだった。    入場行進から開会式にかけては、てれんこてれんこ歩き、だらだらと体操する長男に苛々。何が気に喰わないのか、最近何につけても態度に気力の感じられない長男である(興味のある漫画やゲームに対しては別だが)。今朝も通学班の集合時間に遅刻寸前だし。困ったモノである。  この時娘は私の母と一緒に、観覧に邪魔にならない校庭の隅を散歩していたのだが、母が受付でパンフレットを貰おうとしたところ、丁度胸花を付けて貰っていた来賓の姿を目撃。自分の胸元を指差し「ん! ん!」と催促していて笑えた(←勿論、貰えない)。  最初の競技は徒競走。今年は100メートル走るとのことだった。  スタート地点から最初のカーブにかけてよく見える位置に、シートを陣取っていた我が家。4年生のトップバッターとして登場した長男に、次男が熱い声援を送る(…が、その後は走る姿を見ることなく、砂いじりに熱中……何しに来たんだよ)。  フライング無く綺麗にスタートして、一生懸命私達の前を通過していった長男。しかし今年は去年と違って、またもや半分程度の距離を過ぎた時点で1、2年生時同様断トツビリ確定。 「どんな順位だろうと、最後までしっかり走り抜きなさい」 と伝えて家から送り出したのだが、最後の数メートルはかなーりぼてぼてといい加減な走りだった。  仕方ないのかなぁ……。私も万年ビリだったけど、一応ゴールまではスピード緩めたことがないので、彼の態度にどうしても文句が言いたくなってしまうのだった。    「表現」はアニメ「ワンピース」の主題歌だった曲に合わせて、手に柄付きポンポンのような小道具を持ってダンス。いい加減年齢的にこういったものがくだらなく感じる頃なので、これもラジオ体操同様ちんたらやるかと思いきや、まじめくさった顔つきで、意外にしっかり踊っていた。  おお、なかなかやるじゃないか……と感動した母であるが、曲中何度も並び方が変わった為(クラスごとの円から始まり、縦列、大円、風車型等)、カメラで姿を追いきれず(学年一の低身長なので、完全に他の子が被って見えなくなることも)、あまり写真を残してやれなかったことが心残りである。しかも現像したら、前の子のポンポンで顔が完全に隠れてしまっている写真もあって、かなりトホホな気分に。  来年からはダンスではなく、6年生と合同の組体操になってしまうので、尚のこと残念に感じたのだった。  4年生の午前中行われた競技はこれで終いだったが、午前中最後の競技として来年就学予定の子供達(次男が該当)の徒競走があった。  コースは30メートルあるかないかの短距離で、保育園ではその倍は走っている子供達にとっては、ちょっと物足りなかったようである。  次男はにこにこと走っていたが、順位は長男同様ビリ。運動神経は決して悪くない子だが、どうも瞬発力に欠けるようである。  加えて真っ直ぐ最短距離を走る能力も、相当不足している。保育園の運動会でも、大概がこのスタートダッシュの失敗と無意味なアラレちゃん走りの所為で、ビリになるのだった。  午後の競技は、綱引きから。  ルールがちょっと変わっていて、男子だけが綱を握り、女子はトラックの南側と北側に組ごとに整列。開始の合図と共に男子は綱を引き、女子はトラックを半周走った後、自分のチームに加勢するのだ。  長男は赤組で私に近い側で競技していたのだが、遠近法無視な白組男子(つまり、次男達よりも遠くに居るにも関わらず、身体が大きく見える程体格が良い)に開始するやいなやずるっと引きずられ、女子が駆けつけたのも遅く、あっけなく負けてしまった。  男女入れ替えての2回戦は、女子は互角に引き合い、男子も敵より早く駆けつけたものの、やはり体格差が原因なのか、白組男子が綱を握った途端に大きく綱が動き、結局ストレート負けしてしまったのだった。  練習でも殆ど勝てたことが無いと言っていたが……偶然だろうから誰を責めることも出来ないが、もともと長男チーム側には体格的不利な組み分けだったのだろう。  手を痛そうに振りながら、残念そうに席に戻る長男であった。  最後はクラス対抗の全員リレー。 「リレーは楽しい、特にカーブ曲がるの大得意」だと話していただけあって、バトンの受け渡しもスムースに、徒競走とは別人のような走りを見せた長男だった。次に繋がなければ…と思うだけで、意欲が全然違ってくるようだ。  残念ながら、長男は私達の居た側とは反対のコースを走っており、写真は撮れたものの豆粒だった。来年はリレーでどちら側のカーブを走るのかを聞いて、シートを敷く場所を検討したほうが良いだろうか(但し、今回長男が走った側には全く日陰がないので、今日のような天気なら良いが、晴天だと酷く暑くて日焼けも凄いことになるのだった)。  次男の絵画教室の時間や、夫の整体の時間の都合で閉会式は見てこなかったが、それまでの結果を見ていて、おそらく長男達赤組は負けただろうと推測される。徒競走以外はどんな競技も手抜きせず頑張る長男は、所属のチームが負けると結構落ち込むので、しばらく「あ~あ」と溜息つくかもしれない(今晩は長男は私の実家に帰って、そのまま泊まると言い出したため、運動会後未だ会っていない)。  来年は次男も入学する。魔の2歳児となる娘を守しながら、カメラを抱えて走り回る回数が倍になり、大変さは増すだろう、観覧の楽しさもまた、倍どころか二乗になるだろう。多分。  願わくば、来年も夫と共に観戦することができますように。 

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