詩 「痛み」「痛み」僕の中を痛みが走る それは体の中だったり 心の中だったり 色々な痛みだ ふと手を見る 僕の手のひらからひとすじの血が流れ出る 何故? 僕は体を見つめる 知らない間に僕の体は傷ついていた どこで傷ついたのだろう わからない 心が痛む 何故だろう きっと僕はどこかで誰かを傷つけたのだろう そして僕はその事に心を痛めているのだろう でも それはまるで他人事のように思える 体についた傷も痛いはずなのに 痛みが無い いや 痛むのを僕の心が拒否しているのだろう 傷つきすぎて 痛みを受けすぎて これ以上痛みを感じないのだろう 僕はもう傷つかない 痛みがわからないから 痛みがわかるとき 僕の病んだ心と体は健康になっているのだろうか |