ubuntu導入記2-webサーバー編
○環境条件ソフトウェア HTTPデーモン:Apache 利用可能言語:HTML、php、Perlハードウェア PC:FN-V BIBLO LOOX T60D/W HDD:60GB×1(内10GBをlinux領域に割り当てる) メモリ:512MB○Apacheの入手方法公式サイトにアクセスして、ダウンロードする。または、雑誌などの付録ディスクから入手。httpd-2.0.50.tar.gz ○導入手順●Apacheのインストール(ソースファイルより)1.作業用フォルダ「tmp」を作成する。(名称は任意のものでOKです。) [root@localhost user]# cd /home/apache [root@localhost user]# mkdir tmp2.Apacheをインストールします。先ほど作成した作業用フォルダにapacheのarchiveファイルをコピーしておきます。 [root@localhost user]# cd /home/apache/tmp [user@localhost user]$ tar -zxvf httpd-2.0.50.tar.gz←適宜読み替えてください [user@localhost user]$ cd httpd-2.0.50 [user@localhost httpd-2.0.50]$ ./configure --enable-mods-shared=all←コンパイル環境に応じたインストールファイル(Makefile)の作成 [user@localhost httpd-2.0.50]$ make←Makefileにしたがって、コンパイル&必要ファイルとのリンクを開始 [user@localhost httpd-2.0.50]$ su [root@localhost httpd-2.0.50]# make install←コンパイルしたファイルのインストール [root@localhost httpd-2.0.50]# make clean←インストール時に発生した一時ファイルの削除※注記導入するubuntuとapacheのバージョンによっては、コンパイルできない場合がある。その場合は、Cのコンパイラを追加する。例.ubuntu8.04にphp-5.2.6.tar.gzを導入しようとした場合dpkg-devg++ 3.4☆zlib3.設定ファイル(httpd.conf)を編集します。 [root@localhost httpd-2.0.50]# cd /usr/local/apache2/conf [root@localhost conf]# cp httpd.conf httpd.conf.org ←念のため初期ファイルのコピーを取っておきます。 [root@localhost conf]$ vi httpd.conf ← エディタを起動。 <編集内容>※下記の設定例は、今回の導入実験環境でのものです。 このままの設定をご利用されて、何かあっても一切責任は負いません。 itb-TECHさんに詳しい解説&日本語訳がありますので、詳細な設定については、そちらを参照ください。 User nobody Group #-1 ↓ User apache ←利用権限を持たせているユーザー名とグループ名 Group apache #ServerName www.example.com:80 ↓ ServerName localhost:8080 ←サーバーの名称と利用ポートの指定 UseCanonicalName Off ← ServerNameを利用する場合はOnにしてください。 ↓ UseCanonicalName On # # AllowOverride FileInfo AuthConfig Limit Indexes # Options MultiViews Indexes SymLinksIfOwnerMatch IncludesNoExec # # Order allow,deny # Allow from all # # # Order deny,allow # Deny from all # # ↓ AllowOverride FileInfo AuthConfig Limit Indexes Options MultiViews Indexes SymLinksIfOwnerMatch IncludesNoExec Order deny,allow Deny from all ← すべてのアクセスを拒否する Allow from 127.0.0.1 ← 127.0.0.1からのアクセスは許可する。 Order deny,allow Deny from all ※この箇所の設定を行うと、作成したアカウントごとにwebページを公開する事が出きるようになります。 ただし上記設定だと、注釈にあるとおり、127.0.0.1(=自分自身)のアクセスしか閲覧が許可されません。 例えば、ネットワーク全体に公開するのであれば、注釈箇所を #Deny from all ← コメントアウト(=無効化) Allow from all ← すべてのアクセスを許可する。 と、すれば、すべての端末からの閲覧が可能になります。(そのはず) # DefaultLanguage nl ↓ DefaultLanguage ja ←標準で使う言語の指定。ja=日本語 AddDefaultCharset ISO-8859-1 ↓ AddDefaultCharset EUC-JP ←標準で使う文字コードの指定。EUC-JP=Linux日本語では標準的(?)な文字コード4.Apacheの起動 sudo /usr/local/apahce2/bin/apachectl start5.ブラウザ起動 正常に起動していれば、Apacheの起動画面が表示されます。