「つきちゃん 　ひーちゃん」「なぁに」

めでたく盲腸糞大量お残しから卒業を果たしたつきみ。
もうあまりケージを汚すことはないかと期待して床網の水洗いをした。

　いつも同じ場所に落としているので汚れる場所も同じ。
ここはつきみが１番くつろいでいつもいる場所でもある。

　下に落ちた盲腸糞の臭いをものともせず寝転がったりうさ団子になったり。
自分の匂いだから気にならないのかな。

　つきみのケージに近づくといつも盲腸糞の匂いがしていた。
気が付くたびにティッシュでつまんで捨てていてもシーツに染み付いた匂いまでは取れない。

　新しいシーツに変えた後、数時間だけつきみのケージは無臭になる。
でもすぐまた落とすのであのかぐわしい匂いがしだす。

　そんなのが2年近く続いたのでもう臭いとか思わなくなっていた。
それが穂フリーにしてから盲腸糞が一気に減って今ではほぼ無しになった。

　当然ケージに近づいてもあの匂いがしない。そのことになんだか慣れない。

　以前食糞しているうさぎちゃんの匂いを嗅ぐとか嗅がないとか
飼い主さんの行動について書かれたブログを読んだ事がある。

　私はあえて嗅がなくてもいつもケージ周りにはあの匂いがしているので
どんな心理での行動か深くは考えなかった。

　盲腸糞の匂いは決していい匂いではない。
それを敢えて嗅ぐ・・・何となくわかるような。

　自分のうさぎはもう何から何まで可愛い。それにつきる。
一般的に臭いとされる匂いでも取りあえず確かめてみたくなる。

　母親の気持ち。母性からくるものに近い気がする。
赤ちゃんのお母さんはおむつ交換の際にはわが子の排泄物で健康状態をチェックする。

それに近いものがあるような。

　ただ匂いを嗅ぎたい訳では無くそこからの色々な情報を収集する。
それも無意識のうちに　←ここが重要。多分本人も自覚していないと思う。

　だから　何で臭いのに敢えて匂いを嗅ぐの？　という質問にはうまく答えられない。

　そんな気がするけど・・・・違うかな。


「つきちゃんそこでおしっこしないでね」「しない」


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