「つきちゃん 　ひーちゃん」「なぁに」

いつまでも泣いているばかりではいけない、少しづつ前に進もうと
あれこれ家の中の片づけと整理を始めている。

　つきみのいた痕跡が消えていく寂しさ。
それもまた乗り越えていかなくてはいけない大きな壁。

　どこを片づけてもどこを掃除しても出てくるのはつきみの牧草と舞い落ちた毛。
そして時折見つけるまん丸なころころうんち。

　見つける度に泣いてしまいそしてどこにでもあるなと微笑ましく。

　つきみは埋葬したので遺骨は手元にはない。
なので飾り棚をつきみの祭壇として写真と小物を飾ってみた。





　上の棚の写真は去年のうさぎとマルシェでバッジを申し込んだ時のモノ。
体調不良で行くことができずバッジも購入できずに終わってしまったのは少し残念。

　つきみが逝って二週間。
逝ってしまった当初、聞こえていた幻聴が最近はもう聞こえなくなった。

　鼻をならす　くうくう　という音や　ケージを動いた時に聞こえる牧草の擦れる音。
そんな音が誰もいないはずの部屋で聞こえる事があった。

　つきみがいなくなった事に納得できず脳が私に聞かせていた音？
それともやっぱり多くの人が言うようにつきみが遊びに来ている？

　どちらにしてもそれがもう聞こえなくなった。
少しづつつきみがいなくなった事を受入れ始めているのだろう。

　あまり形にはこだわらない方だけど
こうして祭壇を作ってつきみを偲んでいるとほんの少し元気が出てくる。

　可愛かったつきみ。大好きなつきみ。
ままとおねえちゃん、これからも二人でつきみの思い出と共に仲良く頑張っていくからね。




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