「つきちゃん 　ひーちゃん」「なぁに」

家に来た初日から牧草フィーダーでもあるトイレで寝転がってリラックスする姿をみせてくれたひすい。
大物の片鱗に今度は私もどーんと構えてうさぎ飼育が出来るかなと考えたっけか。

　初代のももはあまりにも時間が経ちすぎてその性格だったり仕草だったり
細かいところは忘れてしまっている。

　だからいつも比べるのはつきみとひすい。
つきみはこうだけどひすいはこうなのね、とその違いを楽しんでいる。

　そんなひすいだけど最近つきみに似てきたなとよく感じる。

　つきみは毛づくろいが大好きなキレイ好きなうさぎでしょっちゅうぺろぺろやっていた。
飲み込む毛が心配で　つきちゃん　キレイだよ　とよく声をかけていた。

　だからといって止める事はないのだけど。
せっせせっせと体中舐めて顔や耳を洗ってと本当に長い時間をかけてお手入れしていた。

　そし女王様気質のつきみは自分が1番。

　私や娘がケージのそばに行くと　なでて！　と頭を下げたり体勢を整えたり。
時にこてんと寝転がって撫でられるのを待っていたり。

　はいはい　なでなで　ね。
そんな仕草をされたのでは撫でない訳にはいかないと奉仕活動にいそしんだものだった。


　
　迎え入れたばかりのひすいはあまり毛づくろいをしないうさぎだった。
撫でられるのは大好きだったけど撫でてもらおうという仕草もほとんどしなかった。

　それが最近気が付くと　ひーちゃんキレイよ　と声をかけている。
つきみと同じくせっせせっせと毛づくろいしてその長いほっぺや耳の毛先が濡れるほど。

　まふまふや内またの毛は引っ張って抜いていたりもしている。
当然口に毛は入りもぐもくしているのを見かけるとヒヤッとしてしまう。

　食べないで　飲み込まないで　お願いだから　また詰まっちゃうじゃない。
だから日に何度も何度もブラッシングする。少しでも口に入る毛を減らしたいが為に。



　そしてこれまた最近気が付くとひすいも撫でてもらおうという仕草をしている。

　ケージに近づけばずさーっと寝転がったり頭を下げて撫でてもらう体勢になったり
へやんぽでは私の隣に来て撫でてもらうのを待っている。

　この変化一体いつからだったのだろう・・・
娘とも最近つきみとひすい似てきたねと話している。

　甘える事を覚えたひすいは前にも増して可愛くて可愛くて。
ひーちゃん　どこまで可愛くなっていくの？　立派な親ばか飼い主に私も成長しているようだ。


「ひーちゃん甘えっ子になってきたね」「なでなで　だいすき」



　つきちゃん。
ひすい少しづつつきみと同じ行動をとるようになってきたんだよ。
もしかしてつきみが教えてあげたとか？


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