「つきちゃん 　ひーちゃん」「なぁに」

ひすいは撫でられるのが大好き。
ケージのそばに行くと撫でてもらおうとそばに来て撫でられ体勢を取る。

　こてんと寝転がったりうさ団子になって頭を下げたり。
あらあら、随分と甘えるのが上手になってきたのね。

　うちにきた当初から撫でられるのは好きだだったけど
ここまで甘えた態度を取るようになったのはしばらく経ってから。

　だから撫でられるのは好きだけど撫でて欲しいという要求はあまりしてこないと感じてもいた。

　表し方が分からなかったのかな。
一緒に暮らしていく間に撫でてと態度で表現出来るまでになったのは凄い進歩。

　それとも　なでてくれるんでしょ？　と撫でやすい体制になってくれてるのか。
どちらにしても私とひすいの気持ちが通じ合っていると感じる瞬間。

　撫でたい私と撫でられたいひすい。
こんな態度を取られたら益々可愛くなってくるじゃない。

　ちょっとじらして撫でずにいると私を見上げて目で訴えてくる。
まま　どうしてなでてくれないの？

　ごめんね　ひすいが可愛いからちょっと見ていたかったの。
いっぱいなでなでするから許してね。


「ひーちゃん抱っこはさせてくれないのね」「だっこはいや」



　つきちゃん。
つきみもきっと少しづつ甘える事を覚えていったんだよね。
撫でて欲しいって体全体で表現していたもんね。


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